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新卒採用の集客媒体の基礎【採用の基本のキ⑦】

新卒担当の皆様、
早期選考の最中で忙しい時期に突入した頃
ではないかと思います。

繁忙期であるにも係らず、
この時期に採用の部署へ応援や人手不足で
異動してきた方はいませんか?

もし、
基本的な知識を教えてとお困りの方は、
「採用の基本のキ」のリンク先を末尾に
掲載しておきます。

今回はシリーズの第7弾で
新卒採用における求人メディア
採用の基本的なルール等、
「これだけは絶対に押さえて欲しい」
内容に厳選してお伝えしたいと思います。



1.新卒採用を行う企業の基本的なルール


新卒採用には、学生の学業に悪影響を
及ぼさないように、政府、並びに経団連が
採用の開始時期をルール化しています。

「採用選考に関する指針」
・広報解禁日:大学3年の3月
・選考解禁日:大学4年の6月
・内定解禁日:大学4年の10月

経団連が2021年卒以降の学生に対する
通称「就活ルール」を廃止し、以降の主導
を政府に引き継ぐと声明を発表したが、
政府は25卒も現在のルールを踏襲する
を発表しています。

しかし、罰則規定がないこともあり
大手の就活サイトはルールを順守しているが
他の手段(※次の章で説明する)で
早期化は進み、形骸化しているのが実態です。


2.就活サイトの種類


先程、ご説明した大手の就活サイトとは
皆さんもご存じのマイナビやリクナビ等
のことを指します。

主に学生が活用している就活サイト
( )は文系学生の市場占有率

・マイナビ(約90%)
・リクナビ(約80%)
・楽天みん就(約70%)
・ONE CAREER(約60%)
・就活会議(約55%)
・キャリタス就活(約50%)
・OfferBOX(約40%)
・あさがくナビ(約30%)

※出典:HR総研、楽天みん就
   「2021年卒学生の就職活動動向調査」

就活ナビサイトでは、
マイナビとリクナビの2強状態と言えますが
ユーザーが重複している傾向も見受けられる
ことから、ATSとの相性や予算の兼ね合い
から選択すると良いでしょう。


3.予算感をザックリ押さえよう


次に費用面に関してイメージだけでも
持っておいて頂きたいと思います。

マイナビの料金形態を以下に記載します。

金額はいずれも1シーズンとなりますので
アルバイト等の媒体と比べると割高に
感じてしまうと思います。

バリュープラン:80万円
基本パッケージ:160万円
プレミアパッケージ:295万円

当社ではそんな予算はないから掲載しない
と即答される企業も多いと思います。

掛けた費用を回収できるなら
当然掲載するべきですが、高額なため、
他の手法はないものか模索する企業も
多くあります。


4.独自の魅力があるならSNS活用を


私は過去にも、
採用活動にSNSを意識した手法を
いくつもご紹介してきました。

自社でチャンネルを立ち上げ、
会社の魅力を伝えることが出来れば
人件費だけで採用することが可能です。

更に、
採用活動を支援するツールとして
マスに呼びかける媒体よりも
安価で済むサービスが存在します。

それは、以下の2つです。
Wantedly(ウォンテッドリー)
LinkedIn(リンクトイン)

Wantedlyは、2012年から開始された
SNS型の採用広報ツールであり、
Facebookとの連携が可能となります。
ユーザー数も140万人を超え、
今、注目されているサービスです。

費用感も月額5万円・最低6ヶ月と安価で
成果報酬なし、1ヵ月間は無料となるため
中小企業でも投資が可能な金額となります。

LinkedInは、ビジネス特化型のSNSであり
新卒採用ではメジャーではありません。
ただ、今はまだ日本で認知度が低いだけで
将来が期待できるサービスと言えます。

InMailと呼ばれるメッセージを送る機能が
無料版ではつながりを持つものだけしか
(LINEの友達のようなイメージ)
送信することが出来ませんが、
採用で使用する場合においては
月11,900円+税(1か月無料)で利用可能
であり、月30万件まで送信が可能となります。

他にも、
スカウトメール
人材紹介サービス
イベント系サービス(合同説明会等)
インターンシップを実施する等
様々な採用手法があります。


如何だったでしょうか?

今回は細かい中身までの説明は
読むのが辛くなってしまうと判断して
サービスのご紹介に特化して
ご紹介させて頂きました。

いずれにしても、
前回までにご紹介した
自社の魅力を伝える手段としての
Where(どこで)の話であり、
これを含めて採用の5W1Hが完成します。

①Why:何のために採用するのか?
②Who:誰に伝えるのか?
③What:何を伝えるのか?
④When:いつ伝えるのか?
⑤How:どのように伝えるのか?
⑥Where:どこで伝えるのか?

今回のお話が分かり易かったという方は
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もっと他にも知りたいという方は
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「採用の基本のキ」シリーズ


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