葛西

無職。透明。

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    Copilot for Microsoft365 の試行錯誤のノウハウを公開します。

最近の記事

DX閑話~業務で無料生成AIを使うかどうか的な話

この数ヶ月『業務で使ってみよう無料の生成AIセミナー』みたいな話を聞くようになったのですが、そのたびに勇気に感心します。 というわけで、今回は業務で無料生成AIを使っていいものかどうか、考えてみようの話です。いや、考えるまでもなく… 結論:セキュリティ(機密性)が不安規約を読むと「無料の生成AI」を業務で使っていいものやら… まず、定番系の生成AIの利用規約をじっくりと読みましょう。 無料系の生成AIのほとんどが、入力したデータの利用権や閲覧権は生成AI側にも与えられる

    • 閑~生成AIは忖度の夢を見るか

      私が良く見ているnoteの1つに、キタきつね氏のセキュリティ記事紹介があります。非常にありがたい次第です。 日本ではセキュリティ関連情報が、ほどんど出回っていないので、非常に価値のある情報noteです。 本題:IPAのレポートから見える生成AIの忖度能力 そのキタきつね氏のnoteで紹介されていたIPAの調査レポートが興味深かったので紹介します。 IPAテクニカルウォッチ「米国におけるAIのセキュリティ脅威・リスクの認知調査レポート」 | 情報セキュリティ | IPA

      • 閑~生成AIと一緒に、NHK『ロンリのちから』で勉強する話

        高広氏のnoteでNHK高校講座『ロンリの力』を知って、見てみたので非常に面白いので紹介します。 昔から、私って「論理がおかしい」と言われているんで、なんでだろうなぁと思っていたので、そのあたりの疑問の解消も含め。 一話ずつ学んでいこうと思います。 第1話の「三段論法」を見た感想テレビを見ない私が、受信料を取り戻した気がした 厳密には、Webで見ているんで受信料関係ないのですが、受信料が製作費に回るという事で自分を納得させています。相変わらずコレ系は質が高いですね。

        • DX戦記〜日本のDXについての試論(5)

          前回のDX戦記では、以下の事を明らかにしました。 実は、DXとは世の中で起きている環境変化の事を指している 経営の視点では、環境変化(DX)によって「経営のドクトリンが変更された」 企業はこの経営のドクトリンの変化に追従しなければならない そして、このシリーズの目的は、経営のドクトリンの変化に気づいていない、多くの日本の経営者に気づいてもらう事ですので、気が付けない原因についても考察する必要があります。 日本の経営者がDXによって起きた経営ドクトリン変更についていけ

        DX閑話~業務で無料生成AIを使うかどうか的な話

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        記事

          DX閑話~私のやってみたい、投資なしで出来る「セミナーDX」

          基本的に、リモート受講が良いのですが、コミュニケーションが重要なセミナーは会場の方が良いです。なぜなら、通信状態が良くない人がいると、がぜん品質が下がるから。 それぞれの良さを考えるセミナー会場受講の良さ お互いの細かい動き、表情がお互いに見える (※全員が良いカメラを持っていれば、リモートも同じですが) 全員が、スムーズに会話が出来る (※全員が通信品質を気にしなくてよいなら、リモートも同じですが) セミナーリモート受講の良さ 遠くのスクリーンを睨まなくてすむ

          DX閑話~私のやってみたい、投資なしで出来る「セミナーDX」

          DX閑話〜国民的サイバーセキュリティ総選挙

          国民のためのサイバーセキュリティサイトが更新されたらしいです、今回、私が注目したのは、PPAPを無効と言い切った事。(以前から?) 日本は上場企業がPPAPソリューションを未だ売っているような状況ですので、なかなか大変だなと。 サイバーセキュリティに無関心な人=社会人失格国民的サイバーセキュリティの「国民的」の意味は、社会人なら、やって当たり前のレベルである事を示しています。 「鍵をかける」や「封筒に封をする」と同じレベルというか同義です。 社会人として、機密情報を以

          DX閑話〜国民的サイバーセキュリティ総選挙

          DX戦記〜日本のDXについての試論(4)

          このシリーズでは、 ゴミ仕事 デジタル化しても ゴミ仕事という川柳を謳いたくなるような、喜劇的状態に水を差すために、どう経営者に伝えるのかを試行錯誤するシリーズです。 一応、前回、中間まとめをしたので、その先に続けましょう。l 経営者にとってのDXとは「経営ドクトリンの変化」を起こした現象であるはい、もう、経産省のDX定義なんぞ忘れ去って、原点の「デジタル技術が生活世界を良くしている」という意味に戻ります。 デジタル技術のメリットは、情報処理を(1)正確に(2)早く行う

          DX戦記〜日本のDXについての試論(4)

          閑~情報処理の守護聖人Expeditus

          ローマ教会事情に疎い私ですが、祈祷を調べていたときにふと「Saint Expditus」というサイバーな守護聖人の存在を知りました。 要するに ローマ教会の聖人であるが、守護聖人ではない 一部の人たち、最近は特にサイバーな人が守護聖人と考えている アメリカの、この聖人像のある教会の偉い人は、「インターネット・プログラミングはSt. Isirdoreがいるのに」と不思議がっている という事ですが、St.IsirdoreとSt.Expeditusは、おそらく大分と異なる

          閑~情報処理の守護聖人Expeditus

          DX戦記〜日本のDXについての試論(3)中間まとめ

          ここまでの論議のまとめここまで、日本がなぜDX、DXと言っていながら全くのオールドファッションでアンチ生産性の経営が蔓延っているのかという事を考え、どうしたらそれが何とかマシになるのかという事を目標に考えてきました。 発端は、DXというお題目では変われない経営層へのアプローチ探し 「IT化とDXは違う」という分かりやすい論議は正しいのですが、これで経営が動く気配がないのは、おそらくデジタル方面で経営支援をしている方なら痛いほどよくわかると思います。 そこで、もっと根本的

          DX戦記〜日本のDXについての試論(3)中間まとめ

          日本のDXについての試論(2)

          日本のDXの真髄について考えた最近のDXブームを見ていると、その成熟度には疑問が残ります。クラウドを使っているから大丈夫という無責任な発言や、セキュリティの基本すら知らないDX講師のセミナーが横行しています。数十冊ものDX関連の本を読んで、ようやく「日本のDX」の真髄に気づきました。 流布されたDXのイメージを忘れて考えると市場はDXなんて評価しても意味がない 企業活動で本当に重要なのは、市場に提供する価値とその過程です。「デジタル技術を活用しよう」というのは内部の話であ

          日本のDXについての試論(2)

          DX戦記~日本のDXについての試論

          日本のDXの遅れ 日本企業が「DX、DX」と盛んに言う一方で、実際の進捗は遅れているという現状があります。これは企業が旧態依然とした情報システムの扱いに囚われているためです。多くの企業が「DX」を掲げているものの、基本的なデジタル化すら十分に達成していない例が多いのです。 コモディティ化していない頃のITシステムの感覚のまま その原因の一つとして、コモディティ化以前のITシステムの感覚のママである事が挙げられます かつてはITシステムは企業の内部で、特殊な専門機械とし

          DX戦記~日本のDXについての試論

          DX閑話~中小企業白書2024で解き明かす「日本のDX」

          気づけば今年ももう5月。もうそろそろ半分終わろうとしていますが、皆さま5月病はいかがでしょうか。 この時期になると『中小企業白書』という、日経新聞が好きなオジサン向けの無料雑誌が発行されます。発行元は経産省の系列の中小企業庁です。 2024年版「中小企業白書」全文 | 中小企業庁 (meti.go.jp) 今回も、700ページ超の満足ボリュームです。 いつか、1,000ページを超えて『JR時刻表』を追い抜いて欲しいところです。 このnoteを見てちょっと興味を持った人

          DX閑話~中小企業白書2024で解き明かす「日本のDX」

          閑~モバイルキーボードの比較(寿司打)

          前回、モバイルキーボードがまた増えた話をしたのですが、案外と新しく買ったモバイルキーボードの性能(打鍵スピード)が良くて衝撃でした。 なので、今回は3つのキーボードの打鍵スピードを計測してみることにしました。 計測に使ったサイトよくYoutubeでキーボードのレビューとかで使われているアレです。 計測結果EWINのフルサイズキーボード:3.8回/秒 まずは本命のフルサイズキーボード。タッチパッドがあると、マウスを展開できないときにものすごく便利な本命です。 打鍵スコ

          閑~モバイルキーボードの比較(寿司打)

          閑〜そしてモバイルキーボードが増える

          前回、モバイルキーボードの話で結論めいたことを書いたのですが、またも新しいキーボードを買いました。 発覚した現行のモバイルキーボード構成の弱点これまで使っていた2つのモバイルキーボードは 「普通の電車で座ってるときに打ちづらい」 という欠点が発覚しました。 これまで急な作業が発生したときは、ちょっとドトールやら公園のベンチで作業をしてたのですが、どうも同行者がいるとそうも行かない事が多く。 電車に座ってる時の現行モバイルキーボードの問題 Ewinの折畳みフルサイズキー

          閑〜そしてモバイルキーボードが増える

          閑話〜私なりのモバイルキーボードの結論

          世の中、ノマドワークをする人が増えてきているような、増えていないような昨今ですが、皆様お元気でしょうか。 今回はモバイルキーボードについて、そこそこ実務でモバイルキーボードを使っている私の結論を紹介です。 他人が良いと言ったモバイルキーボードは、自分に良いかわからないいきなりこれですが、ようは枕と同じで、人それぞれって事です。 概ね、キーボード、マウス、モニターなんてのは、使うシーンや手の大きさ、筋肉の動きのクセによって相性がもろにでます。 CPUやグラボは、単に計算処理

          閑話〜私なりのモバイルキーボードの結論

          DX戦記~手段の目的化の罠~

          手段の目的化はデジタル版ゴミプロセスを生み出す原因の一つ手段の目的化というのは誰にでも起きうる罠です。この罠にはまると、デジタル版ゴミプロセスを作ってしまいます。 ゴミプロセスについては以前、別シリーズで書きました。 手段の目的化は、なんで起きてしまうのか?手段の目的化の原因は、これまでやってきたことが正しいと思い込んでしまうという人間の宿命にあります。 これは多分、生物として、あまりランダムに動くと生存確率が下がるという種の保護的な本能レベルでプログラムされている宿命で

          DX戦記~手段の目的化の罠~