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DX閑話~業務で無料生成AIを使うかどうか的な話

この数ヶ月『業務で使ってみよう無料の生成AIセミナー』みたいな話を聞くようになったのですが、そのたびに勇気に感心します。

というわけで、今回は業務で無料生成AIを使っていいものかどうか、考えてみようの話です。いや、考えるまでもなく…

結論:セキュリティ(機密性)が不安

規約を読むと「無料の生成AI」を業務で使っていいものやら…

まず、定番系の生成AIの利用規約をじっくりと読みましょう。
無料系の生成AIのほとんどが、入力したデータの利用権や閲覧権は生成AI側にも与えられる文脈になっている事が分かります。

※有償サービスであっても個人向けの場合は同じ規約のものがあります。

この規約があるかぎり、入力したデータが何されようと文句は言えません。

無料の生成AIに秘密を入力しなければOK?
…従業員全員に徹底できるかな?

まぁ、無料生成AIのセキュリティ担保策として、聞いたことがあるのは「秘密情報は隠して無料生成AIに入力する」みたいな話なんですが…

例えば、会議の録音データぶち込んで議事録を作ったり、個人情報をぶち込んで顧客リストを作ったり、アンケートをぶち込んで分析したりするセキュリティ意識低い系の従業員がいそうで不安です。

セキュリティ意識高くても、うっかりやらかしてしまう事は十分あり得ます。人間ですので。

ちなみに、データもらうよと宣言している外部サービスに一定の個人情報を入力した段階で、個人情報保護法的なアレに該当する可能性がありそうです。

本当にコントロールできるんですか?


無理…ですね。

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