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翻訳とかまとめる

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#英語翻訳

ジョン・デューイ(1924)「ファンダメンタルズ」(翻訳)

※無料公開範囲は解題のみ。翻訳本文は約6000字。

アメリカの哲学者ジョン・デューイは、第一次世界大戦中のインタビューの中で、「新しい変化が起こったとき、その時には、まだ私たちは先例に縛られているので、その変化が意味するものを答えることができない」という趣旨の言葉を残している。

ここに訳出した「ファンダメンタルズ」という論文は、ある出来事の行く末が定まりつつあるときに、その出来事がもたらした「

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「教育開発(ED)とは何か」(POD, 2016)――FD関係の文章訳しました

「教育開発とは何か」(POD, 2016)解題
全米最大のFaculty Development(以下FD)担当者のネットワークであるPOD(Professional and Organizational Development Network in Higher Education)がFDの定義を改訂していたので、訳してみます。

FDというと、大学・大学院設置基準(文部省令)の改定によって各大

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J.デューイによる『世論』(W.リップマン)の書評

ここに訳出したのは、アメリカの哲学者ジョン・デューイ(John Dewey: 1859-1952)の書評です。本文は有料です。研究のためのカンパとして、ポチっていただければと思います。

この書評は政治哲学的に言って、単なる書評ではありません。ウォルター・リップマン(Walter Lippmann: 1889-1974)への書評だからです。(若きジョン・デューイの写真↓)

このレビューで論じられ

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ジョン・デューイ「戦争の社会的帰結」(翻訳)

※無料公開範囲は解題のみ。翻訳の本文は約5000字です。

ジョン・デューイ「戦争の社会的帰結」解題

内容というよりは、冒頭の一節に惹かれて訳出することに決めた。「新しい変化が起こったとき、その時には、まだ私たちは先例に縛られているので、その変化が意味するものを答えることができない」という趣旨の言葉だ。変化し続ける時代に、この言葉は思いのほか印象に残る。(デューイを記念した切手の写真↓)

本稿

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