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戻れない道

鑑定をする上で、「この辺りから全く違う感じになっていませんか?」とお話しすることがあるのですが、その一つが「甲癸(こうき)の境」と呼ばれるもの。

自分の持つ命式に対して、10年ごとに変わっていく季節みたいなものを大運と言いますが、それを構成するのは、10干(○○な人もこれの分類です)と12支。

10干は甲(木)、乙(草花)、丙(太陽)、丁(炎)、戊(山)、己(畑)、庚(鉄)、辛(宝石)、壬(海)、癸(雨)(ちなみに前から二つずつを木の人、火の人、土の人、金の人、水の人と書いています)

今年なら庚(鉄)子。 となるのですが、大運は別の法則(月干支から始まります)でやってくるので、個々人で違います。

この大運、10年おきに変わっていくのですが(人によってかわる時期は違います)、まあ有体に考えて100年生きたら10回変わるくらいなので、10個すべてを体験できない方が大半とも言えます。

種類は10干と12支の組み合わせで60個(60花甲子)あるので、60個のうち、良くて10個に出会うことになります。

甲から始まって、癸で終わるから境。(逆順で来ても同じ意味です)

甲癸の境は例えばこんな感じ

8歳 壬戌 18歳 癸亥 28歳 甲子                                                                 

という感じで、この方は28歳付近からその前までと大きく変わっていき、もうその前のような人生とは違ってきますよ、とお伝えしたりします。

くっきり、はっきりと変わる自覚はないかもしれませんが、そういえばあのあたりから変わっていたなあ・・と。私の場合は40歳付近で起こりましたが、仕事人間から趣味人に変わっていったのもそのころ。やはり衝撃的なことが起きて(→なかなか変えないから現象で出る人 (*´з`)💦)仕事一辺倒ではだめなんだな・・と算命学を勉強しはじめたのもこのころでした。

変わったからといって、順風満帆とはいかないとこが面白いところなんですが

最初はこんなのはイヤ、全然いいとこない大運のならびじゃないか、◯◯さんはいいなぁとか思っていたのも、学びが深くなるといつの間にか、こう使おう、ああも使えると思えるようになりました。

自分に必要な流れでくるので当たり前なのですが、その時期だと気づくと上がり!のように上手に過ごせるように思います。

怖がるか、スムーズに転換するかはあなた次第、山があるから谷がある。振り返ると道がある、人生ってそんなものだと今は思っています。


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