香川での離島生活を諦めかけた私を救ってくれた自家製レバーペースト
香川の離島に移住して丸2年近く、危うく島から飛び出そうになりました。(ちなみに私が暮らす香川県丸亀市「さぬき広島」には20代は私含めて2名、30代も5名しかいません。人口の90パー近くが70~80歳以上です)。
首の皮一枚がはがれそう、なんなら引っ越し用の段ボールを用意しようかとしていたそのとき。思い出した!
やばい、モテそう。もう少しだけ、離島でも勝負してみようかな・・・
というわけで、場所という圧倒的不利を覆すためのレバーペーストづくり、はじまります!
えっ?場所のせいだけちゃうやろ?
うっさい、黙っとれ。
レバーの下準備
さて、モテるためとか言いましたが、やっぱレバーペーストって美味しいですよね。飲み屋さんであると、ついつい頼んでしまう一品。
ただイメージとして「おしゃれな(≒おケチりあそばして?)な量」の食べ物なので、一回贅沢食いしたい。
また私は島で農家民宿をやっているので、ちょっとつまめるお酒のアテもほしいなと。
本日の主役、レバー。ハツもついてました。ハツはハツで美味しくいただきます。
まずはカットして、中の血の塊を取ります。これをある程度取らないと、臭いが残りますゆえ。
取り出した血合い。流水で汚れを取りながら、できる限り取り出します。
臭みを取るために牛乳ではなく、ウチでは無調整豆乳。牛乳は消費期限が早いので、普段から豆乳を愛用しています。ウチの島にはスーパーも商店もないので乳製品がなくなると死活問題です・・・。思いのほか豆乳でも、しっかり臭みが取れるので、牛乳アレルギーの方がいればお試しあれ。
色々と炒めましょう
今回はベーコンの代わりに、自家製パンチェッタ。
ホントびっくりするくらい美味しいので、何度もヘビロテしてます。これを刻んで(そのまま少しつまみ食いして)、
ニンニクと一緒にオリーブオイルで炒める。
玉ねぎも少ししんなりするまで炒めます。
ハーブを into 鍋
そうそう。庭に植えてるイタリアンパセリ。レシピでは確かセロリ使ってたけど、ウチはセロリは栽培してないもので。
ただ「セロリはセリ科で、パセリもセリ科やしイケるやろ」ということで緊急招集しました。少し大きくなりすぎて、葉が固いですが最終はペーストになるのでOK。
閑話休題。レバーをどーんと投入。ほんとはレバーの白い筋みたいなのも、取った方がよかったらしいけど、後の祭り。
レバーを少し炒めたら、イタリアンパセリ、ローリエ、タイム、セージも投入。
ウイスキー(白ワインも可)で香り付けすると良いらしい。ちなみにこれは宿のお客さんが買ってきてくれたウイスキー。改めて臭み取りもかねてるのかな?
ここからはしっかりレバーに火を通すために、水気を飛ばすように炒める。
ブイーンするで
粗熱が取れたら、豆乳とバターを入れる。レシピでは生クリームでしたが、牛乳と同じ理由で生クリームもウチにはなくて。てか、生クリームが高すぎて買う気がしない。
ハンドミキサーでブイーン。水分量が分からなくて、序盤は飛び散りを回避しながらの戦い。ただハンドミキサーってホント便利ですよね。大きなミキサーって洗うの大変だし・・・・
セメントばりにねずみ色してますね(笑)ただハーブやらバターやらの超旨そうな香りがします。
適度な皿に移して、冷蔵庫で冷やしたら完成。お気づきの通り、グラタン皿です(笑)表面を滑らかにするには、どうしたらいいのでしょうか?
離島でもモテる味がしますね、こりゃ。
というわけで、なかなかへんぴな離島ですが一度遊びに来てくださいね!
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<おまけ>
待っている間に作っていた「ハツとほうれん草のガーリック炒め」赤いのはウチのメイン作物である唐辛子「香川本鷹」。超絶ビールやらハイボールに合います。
今年は唐辛子を粗びき状態でも販売予定です!パパッといろんなものにかけられるので商品化できたときにはぜひ!
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