ホタテ

自創作置き場。

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はじめに

2023/3/1更新 委託イベント「そこの路地入ったとこ文庫(そこ文)」に参加させていただきます。 はじめましての方もそうでない方も。 ホタテと申します。 オリジナル小説なるものを自由気ままに書いて、投稿したり販売したりしている社畜です。 普段はカクヨムなどの投稿サイトや自分のブログなどに小説を置いたりしていますが、こちらのnoteでは、本編で使うかもしれない小ネタや何となく書いてみたかったものを掲載することもあれば、私の趣味と言うべきなのかそうなのか微妙なところですが、映

    • 【三人組小ネタ】体力は必要?②

       続いては、室内競技。 「跳び箱を用意したが……」 「危険すぎるだろ」  先生は普通に六段飛んだが、拾井は三段の上に座っただけだった。  ……座れただけよしとしよう。  この後バドミントンとバスケとバレーをやってみたが、空振りするわボールを顔にぶつけるわで終了。  終いには体育館の二階部分で練習していた卓球部に声を掛けられ、俺たちも一緒に練習に参加することに。 「上手い! 君たちも先生も上手いね!」  女の先輩に俺たちは誉められる。  一方で拾井は、手取り足取り教えられていた

      • 文学フリマ京都7に出店します

        2023/1/15(日)、京都市勧業館みやこめっせで開催される文学フリマ京都7に出店します。 お品書きなど詳細は所属しておりますサークル「海鮮丼」のnoteでご確認ください。 ホタテの新刊もございますので、お近くの方はぜひ。

        • 【三人組小ネタ】体力は必要?①

          「あ~……今日は体育があったからな~んにもやる気が起きない。閉店ガラガラ~」  実験室を訪れると、拾井がだらけきっていた。 「体育?」 「拾井君は、体育の授業が嫌いなんだそうだ」  佳一が説明してくれた。  マジか。 「お前、苦手なもんとかあったんだな!」 「嬉しそうだなぁ、弐方」  天才の弱点を見つけて嬉しくないわけがない。 「体育の授業なんて、お遊びみたいなものだろう?」  本当に。  色んなスポーツができるし、結構楽しいと思うけど。 「どこが! わかってない! 運動でき

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        • 三人組ネタメモ
          6本

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          【三人組メモ】先生と潜入大作戦4

          「いいわ…三人とも主様の前に差し出してあげる!」 俺たちは抵抗する間もなく、三人まとめてロープで縛られてしまった。 …しまった!通報ボタンを押し損ねた! 拾井よ…どうか空気を読んで助けを寄越してくれ…! 「…どうすんだよ」 一方、俺たちを捕らえておきながら、やつらはひそひそと相談を始めた。 「本当にあいつらを差し出すのかよ…」 「当たり前じゃない!危うくあたしたちが罰せられるところだったのよ!?わかってる!?」 「長江を引き渡したらそれで十分じゃないのか?あの子だけ…」 「あ

          【三人組メモ】先生と潜入大作戦4

          【三人組メモ】先生と潜入大作戦3

          指定された場所…それは、音楽室だった。 「主よ、人の望みの喜びよ」 佳一が事前に教えられていた呪文を口にすると、音楽室の鍵が開く。 中に入ると、黒いフード付きのマントを着た二人組がすでに待ちかまえていた。 顔は…見えない。 「こっちだ」 特に挨拶もないまま、その二人は音楽室内にある楽器が沢山置いてある部屋へと俺たちを連れていった。 中はほこりっぽくて、咳き込んでしまう。 ここで何をする気なんだ…? 一番部屋の奥へと進んでいき、そこに置かれた一台のアップライトピアノの前で立ち止

          【三人組メモ】先生と潜入大作戦3

          ホームズの妹

          J「タイトルにもあります通り、ホームズ兄弟には実は妹がいた!? なドラマの話を」 H「あ、タイトル言わないんだ」 J 「察してください。――それにしてもホームズさんも大変ですね。娘がいたり妹がいたり……」 H 「こうやって謎のパロディもされるしね」 J「正直このドラマ、あんまりそそられなかったんで1話すらもちゃんと見てないんですよね」 H「……ゲームしてたよね」 J「なので感想と言うほどの感想も言えないんですが、何が駄目だったかって、シャーロック・ホームズは主役ではないんです

          ホームズの妹

          【三人組メモ】先生と潜入大作戦2

          夜。 誰もいなくなった校門の前で俺たち三人は先生を待っていた。 憂鬱だな… 何でこんなことになったのか。 全部佳一のせいだな。 毎度毎度面倒なことを持ってきやがって… 「おい、慎ちゃん。心の中で言っているつもりだろうが、全部口に出ているぞ」 何だって? 別にいいけどよ。 「先生、まだかな」 拾井が退屈そうに言ったときだった。 「待たせたな」 やっと来た! …って。 「…誰?」 見たこともない黒髪の女子が仁王立ちしていた。 そこそこ美人である。 「先生ー!遅いー!俺眠いんだけど

          【三人組メモ】先生と潜入大作戦2

          【三人組メモ】先生と潜入大作戦1

          「どーすんだよ!適当なこと言いやがって!本気で行く気か!?」 「もちろんだ。これはチャンスだ。今度こそ彼らが崇める何かを暴いてみせる」 ダメだ… 本気だ、こいつ。 俺は頭を抱えた。 「でもさぁ、女子がいるんだろ?」 そうだ! 「そうだよ!拾井の言う通りだ!こんなことに付き合ってくれる女子なんてどこにいるんだよ!?お前、当てでもあんのか!?」 詰め寄ると、佳一は「うぬぬ…」と、悔しそうにうなった。 ほれ、みろ! 「言われた通りにしないと絶対に怪しまれる」 だったら行かないほうが

          【三人組メモ】先生と潜入大作戦1

          新刊間に合わなかったので最近見たもの大放出③刑事フォイル

          J:愚かシリーズまだ続きます。 H:それより新刊やったほうがいいのでは? J:書いているときはまだ見ている途中だったんですけど、なんやかんやしている間に全部見終わってしまったものを。「刑事フォイル」です。普通の刑事ものだと思ったら色々と衝撃的でした。 H:思っていたのと違う……と言うと悪いように聞こえるけど、まさか涙なしに見られないとは。 J:本題に入る前にまず、脚本を担当しているアンソニー・ホロヴィッツ原作のカササギ殺人事件について。 H:このミステリーがすごい! にも選ば

          新刊間に合わなかったので最近見たもの大放出③刑事フォイル

          新刊間に合わなかったので最近見たもの大放出②オックスフォードミステリー

          J:愚かシリーズ第二弾です。 H:何だそのシリーズ。 J:今回は『オックスフォードミステリー』。……と言いたいところですが、サブタイトル的に入っているのはルイス警部だけですかね? とりあえず全部オックスフォードだろ! ってことでサブタイ拝借しました。 H:刑事モースのオックスフォード事件簿のほうがよかったかな? J:はい、というわけでモースシリーズです。イギリスではホームズより人気があるらしいですよ。モース警部は。 H:こっちを見るんじゃない。今や色んな探偵がいるんだよ。ホー

          新刊間に合わなかったので最近見たもの大放出②オックスフォードミステリー

          新刊間に合わなかったので最近見たもの大放出①

          J:えーどうも。文学フリマ大阪で新刊を出すつもりでしたが間に合うどころか間に合っていないということに気づいてすらいないまま作業を進めていましたが、当然間に合うわけがないので頒布予定だった内容を放出していきます。 H:前置き長いし、愚かすぎるな。 J:まずは、とりあえず見てみたけどイマイチだな……と思って見るのをやめてしまったものとか、一つの記事に割くほどでもないなとか、まだ見てる途中のものとかをご紹介します。 H:サーズデイ警部が出てるあのドラマにはガッカリしたよ! J:アン

          新刊間に合わなかったので最近見たもの大放出①

          セント・メアリ・ミード村に思いを馳せて……

          J「そんな村は存在しません」 H「冒頭から何だよ……」 J「一応言っておかないと。つい最近まで英国にはそんな村があるもんだと思ってましたから」 H「私も思ってたけどさぁ……ポワロさんのほうにも村の出身だって人物が出てきたし」 J「はい、というわけでヒクソン版ミス・マープルを全話視聴完了しました。どうでしたか?」 H「大変満足しました」 J「ミス・マープルは複数人演じられている方がいるので見比べるべきなんでしょうけど、今回はアガサ・クリスティーお墨付きの女優さん、ジョーン・ヒク

          セント・メアリ・ミード村に思いを馳せて……

          年末年始見たもの

          J「あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします」 H「お願いしまーす」 J「年末年始、筆者は体調を崩しまして」 H「いきなり不穏な話だな。まぁ、いつものことなんで皆さん気にしないでください」 J「そんな中、一人ずつ人が死んでいく様を見ていました」 H「"そして誰もいなくなった"を見ていました。クリスティのね。ドラマね。――そう言えよ!」 J「あってるからいいじゃないですか」 H「いちいち不穏なんだよ! ていうか何? 漫才でもしてるわけ? ちゃんと話しなさいよ、全

          年末年始見たもの

          名探偵ポワロの最終回を見たという話

          J「こんにちは。ジョンです」 H「ポワロさんロスのホームズさんです……」 J「はい、というわけで長らくもの間再放送していたドラマ『名探偵ポワロ』を全70話、見終えました」 H「オリエント急行だけまだ最後まで見ていないけどね。(筆者がオリエント急行が好きでずっととってある)」 J「エルキュール・ポワロといえばデヴィッド・スーシェ! という方も多いのではないでしょうか。原作に最も近いポワロと称賛されています」 H「原作読むと吹き替えの熊倉さんの声で脳内再生されるよ」 J「吹き替え

          名探偵ポワロの最終回を見たという話

          ついにファイナルシーズン! クリミナル・マインド

          J「とうとうこのときがやってきてしまった。クリミナル・マインド最終シーズンです」 H「終わってしまうんだね……最後くらい見てやろうかな……って気持ちになっているよ、今」 J「知らない人沢山増えてますけどね」 H「それは受け入れていくしかない。クリミナル・マインドとCSIは子どもの頃から見ていたような気がするよ。CSIシリーズが全て終わってしまって、クリミナル・マインドはまだ続いているのかぁ……なんて思っていたけれど、それも終わりだなんて」 J「リーダーのホッチが降板してファン

          ついにファイナルシーズン! クリミナル・マインド