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化粧をしたくない人間が突然化粧をしようと思った話
軽く自己紹介
はじめましての人もそうでない人も。
簡単に自己紹介を。
私は普段好き勝手に創作して好き勝手に本を作って、たまにイベントに出たりしている、社畜です。
なので私のnoteは基本的にイベントの宣伝や、自分の創作置き場だったりします。
こういったエッセイ的なことを今後書くかどうかはわかりません。
これきりかもしれません。
今回書こうと思ったのは、共感してほしいというよりかは、私ともし同じように悩んでいる人がいれば、少しでも励みになったらいいなという余計なお節介からです。
(誰かに愚痴りたいけどそういう人がいなかったからというのもある。)
決して、
私はこう乗り切った!
だからお前も化粧をしろ!
化粧は怖くない!
といった内容のものではありません。
注意事項
本題に入るにあたっていくつか注意事項を。
長いです。
めちゃくちゃひねくれてます。
できれば化粧はしたくないです。
化粧に対して否定的でバカにしていると思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
「メイク」という単語を使うのがなんか嫌なので「化粧」と表記しています。
但し、ちょっと違うなというときは適宜「メイク」と書いています。(メイクレッスンとか。)
言葉遣いがよろしくないことがあります。
もっと考え方を改めたらとか、こうしたら? とかいうのはいりません。私が勝手に喋りたいだけです。
以上、宜しくお願いします。
化粧をしようと思った理由①
さて、そんな私がなぜ化粧を急にしようと思ったのか。
心境の変化。
それもあるかもしれません。
しかし良い意味ではなく、仕方なく。のほうが大きいです。
子どもの頃は、大人になれば自然とやることなんだろうと思って母を見ていましたが、同級生たちが化粧をしだしても全く興味を持てず。
それどころか、こんなもんに一銭の金も出したくないという気持ちのほうが大きくなっていきました。
ただわかっていただきたいのが、化粧を否定しているわけではなく、「したい人はすればいい」というのが私の考え方です。
多様性が強まる令和になっても未だに、「化粧をしてないから昇給してもらえない」とかいう女性の皆さんの話を聞くとうんざりしますし、
「オイコラおっさん! テメーこそ化粧しろ! 汚い面見せんな!」(超意訳)
という叫びには大変共感いたします。
かと言って、男も女もないと思いますし、男性も最近では化粧をされる方もいらっしゃるようなので、本当に好きにすればいいんじゃないでしょうか。
この頃夏になると紫外線が突き刺さるように痛いし、日傘をさしていらっしゃる男性をよく見かけるようになりました。
そういった健康的な意味あいでも、本当に好きにすればいいと思います。
健康の話が出ましたので、ついでにこのまま続けますと、私が化粧をする気になった理由の一つに、紫外線やら何やらからの防御があります。
日焼け止めだけは塗っていましたが、今年はどうも花粉が肌に付着してかゆいみたいなことが多くありました。
化粧をしていれば、肌の上にファンデーションやら何やら塗るわけですから、防御できるのでは?
という浅はかな考えです。
実際のところどうなんでしょうか。
科学的な根拠は調べていないので何もわかっていないです。
私が勝手に思っているだけです。
化粧をしようと思った理由②
その次に化粧をしようと思った理由として、転職と親の高齢化です。
まず転職から。
今の勤め先に嫌気が差して、転職をしようと毎日思いながら仕事をしています。
転職をするには、面接がありますよね。
そうなると、どうしても化粧をしないといけません。
自分は自分らしくありたい。
化粧をしたくないのであれば、しなくてもいいじゃないか。
そういう信念を掲げていても、世の中がそういうふうになってきても、
まだまだ「女は化粧をしろ」という考え方は根深くあります。
転職活動でそんな時代の殻を破っても仕方ありません。
自分は普通に雇われたいだけです。
面接なんて、互いに初めて会う人と話すわけですから、どうしても見た目で第一印象が決まります。
そこで化粧をしていないことにより、変な人認定をされても困るので、最低限のことはしなければいけないという気持ちはさすがの私にもあります。
あと、せめてファンデーションを塗るなりしないと、私はものすごく顔色が悪いです。
しかし、化粧品に一銭も出したくない人間がファンデーションを塗るにはどうすればいいのか?
母親の出番です。
幸い(?)にも母は私と違い、ウン十年とラン◯ムを愛用し、近年はディ◯ールも併用している人間です。
百貨店に顔馴染みの店員さんがいるような人間です。
化粧品がないなら母から借りればいい。これで解決です。
借りたと言っても使い方もわからないので、母に強制的にいろんなものを塗られて、それで終わりです。
二十代の頃はそれで良かったのですが、アラサーになって、転職を考え始めてふと思ったのが、
母だっていつかは死ぬ。
いつまでも親頼みというわけにもいかないことに気がつきました。
親が死ぬということは、そのとき自分もいい年になっているんです。
さすがにそれはいかんなと考えた次第です。
以上が、私が化粧をしようと思った理由です。
化粧したくない人間、メイクレッスンへ行く
そこからはネットで、「メイクレッスン 初心者」みたいな感じで検索して、30代40代向けの、ガチでメイクしたことない人、道具すら持っていない人向けのレッスンを発見。
マジでありがてぇ。
パーソナルカラー診断ももれなくしてくれるという内容でした。
イエベだのブルベだのとかいうやつです。
何となくお察しだとは思いますが、私は服にも興味ありません。
だから、カラー診断とかマジクソ興味ねぇって感じでしたが、そのコースしか当てはまるものがなかったので、そちらに行かせていただきました。
それなりのレッスン代はかかりますが、化粧品を押し売りされるわけでもなく、本当に基礎的なことを教えていただいたので、お金を出せるという方はご自身で調べて行ってみてもいいかもしれません。
私が行ったレッスンは、インストラクターの方がすごくテキパキされていて、逆に私のやる気がなさすぎて申し訳なかったくらいです。
レッスンに際して、化粧を始めようと思った理由を尋ねられましたので、転職と母のこともチラッと伝えました。
化粧というと「盛る」というイメージがありますが、引き算をして、清潔感を演出できるといったことを教えてくださいました。
日本人は黄色人種なので、私たちの肌ってやや黄色いと思います。
化粧品でその黄色みをおさえることで、すっきりとした印象になるというわけです。
また、「うわ! ホタテのやつ、今まで化粧してなかったくせに急に化粧してきやがった」と会社で思われない程度のナチュラルメイクを習いました。
本当に、基本的なことだけです。
顔は人によってそれぞれ色味も形も異なるので、私の場合は「この工程はなくてもいい」みたいなことも知ることができました。
途中で、「これから自分で化粧をしていくにあたって、頑張れそうか」ということも聞かれて、正直に「無理」と答えました。
すると、頑張れない人向けのアイテムを使って教えてくれました。
レッスンの最後に今回使った化粧品を写真におさめ、工程内容をおさらいしてくださったのでメモに取りました。
そして、「全部やろうとするのではなく、今日はここまで。と区切って、毎日やるようにしていけばいい」というアドバイスをいただいて終了しました。
メイクレッスンを受けた後の心境
で、感想。
こんなのやるわけねぇ。
です。
少しくらい心境の変化があるかと期待しましたが、あるわけもなく。
むしろ、何でこんなことしなきゃなんねぇんだ。という気持ちがますます膨らみました。
メモを取ったと先ほど言いましたが、人の話を聞きながらメモを取るのが正直苦手で、ほとんど書けてませんでした。
なので半分くらいやり方を忘れました。
あれだけのお金を払ってこの体たらく。
母とケンカになりました(笑)
しょせん、化粧に興味のない人間なんてこんなもんです。
興味があれば最初からやってるわ。
母からは、自分の道具を使ったらいいとは言われましたが、何もわからない人間が、ウン十年化粧をしてきた人間の道具を使えるわけもなく。
いくらレッスンを受けてたといえども、道具の名称はわからないし、それがどこに何をするのかもわからない。
母に聞けばいいじゃないかとなりますが、母に聞いて何とかなるなら、お金を出してレッスンなんか行きません。
化粧したくない人間、化粧品を買いに行く
レッスン終了から一週間ほどたってようやく、化粧道具を買いに行くことにしました。
何でそんなに時間がかかったかというと、化粧品を買いに行きたくなかったからです。
買いに行くのが本当に嫌すぎて、前日涙が出てきたほどです。
理解していただかなくて結構ですが、こういう人間もいるのです。
改めて化粧というものを好きになることはないと認識しました。
憂鬱な気持ちを抱えつつも、何とか各所買い集めに行きました。
レッスンで使ったのと同じものを買いました。
中には廃盤になっているものもあったりして、さらにやる気を失いました。
そんなときにこそ、本来ならパーソナルカラーの出番なのですが、どうも色に鈍感な部分があり、応用も効かないので、どうにか別ブランドのほぼ同じ色を探し当てました。
パーソナルカラーは、服選びにはもちろん、化粧道具の色を選ぶのにも良い指標になるということは、メイクレッスンで教わりました。
様々な色が揃う化粧品の中から、自分にあった色を見つけるのは大変です。
初心者こそこのパーソナルカラーを把握しておけば、それに適した色を比較的楽に選べるというわけです。
なので、知っておいて損はないと思います。
理屈は理解できても、イマイチピンときていない人間がここにおりますが。
色に関係のある仕事をしているのにこんな感じなので、色に少しでも関心のある方はもっと自身を持ってください(笑)
化粧したくない人間、自分で化粧をする
道具は一気に全部揃わなかったので、手に入れたものから順に化粧をし始めました。
レッスンを受けているときも思っていたのですが、鏡を見ながら自分の顔に何かをするのがとても苦手です。
口周りの毛の処理なんかは普段やってはいたのですが、それもずっと苦手だなと感じていました。
距離感がわからないというか何と言うか。
わかる人、いらっしゃいますか。
加えて私は裁縫もできない、料理もできない、超不器用人間で、絵を描くのも不得意です。
化粧に画力は関係ないとは言われるのですが、私は関係あると勝手に思っています。
「慣れ」という一言で片付けられたりしてしまいますが、そうは言っても何らかのセンスは必要なんじゃないでしょうか。
悪戦苦闘しながら毎日化粧をするようにはしていますが、アイシャドウ? がいつまでたっても上手くいかないし、短気なのでめちゃくちゃイライラします。
ナチュラルメイクなので当然ちゃ当然なんですが、ちゃんとできているのかどうかもよくわからないし、肌になじませるとか、「垢抜けたメイク」とか言われても、どういうことなのか本当にわかりません。
わからないわからないと言っていたら、母にまたキレられるのですが、これまで自分の見た目も他人の見た目も興味がなかったので本当にわからないんですよね。
その人が化粧してるかどうかなんて、見てもわからんしって感じです。
何を子どもみたいなことを言ってるんだと思われるでしょうが、要は化粧したくないんですよね(笑)
全てはそこに行き着く。
もうマジで文句しか出てこないんですけども、何だかんだで家から出ない日以外は続けています。
このために早起きする気は皆無なので、起きる時間は変えずに、起きてからも普段通りの生活の中に化粧を取り込んでいます。
会社へ行く時間が遅くなろうとももうどうでもいいです。
化粧よ、お前が突然やって来たのが悪いんだ。(理不尽)
ただ、就業時間1分前とかに着くのだけは嫌なので、それなりに余裕のある出勤を心がけています。
こんなに化粧をしたくないのにお金出して道具買って、毎日化粧しているんだから褒めてほしいくらいですよ、本当。
レッスンを受けてからもうすぐ1ヶ月がたとうとしています。
上達はしていませんし、毎日頑張ってコツコツなんて、大っっっっ嫌いですが、何とか続けてます。ええ。
締め
だんだん愚痴っぽくなってきて、長引きそうなので終わりに向かっていくようにします。
どうもやはり上手くいかないので、最近はYouTubeを見たりしています。
YouTubeを見るのが大好きなので。
私はこちらの方の動画を参考にしております。
化粧があまり好きじゃない、苦手だって人向けにも動画を出してくださっているので、大変有り難いです。
「このメイクはNG!」という動画も中にはあるのですが、見ると「正解も不正解もない」と仰っているので、その言葉に救われます。
まぁ、いくら動画を見ても、同じようには1mmもできないんですけどね。
練習あるのみなんでしょうけども、そんな言葉は使いたくないです。
練習とかくそくらえ!!
こんな考え方の人間でも何とか日々化粧をしておりますので、もし同じように悩んでいらっしゃる方の参考になれば幸いです。(ひねくれすぎてならんかな)
全くの無関心かと言われるとそうでもなくて、KATEのリップモンスターというのが何やら人気で、すごいとかいうのくらいは知っています。
リップモンスターはすごいと思います。
性能とかじゃなくて、コンセプトとかを考えてる人たちがすごいなと思いました。
すごくクリエイティブな仕事をされていて羨ましいです。
化粧品と全く関係ないところで感心して、関心を持っております。
でも、初めの一歩はそんなもんでいいんじゃないでしょうか。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
追記:
リップモンスターは使っていません。
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