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#12 今与えられた環境で更に快適に過ごしたい… とある遅読家の読書感想文『年収90万円でハッピーライフ』大原扁理著⑦「第四章 毎日のハッピー思考術」より(前編)

今回のこちらの記事では、「日々の生活を更に快適にする方法」といった内容をお伝え出来るかと思います。

ご興味の湧いた方、ご一読頂ければ幸いです。


今回は『年収90万円でハッピーライフ』大原扁理著「第四章 毎日のハッピー思考術」の前編部分から、特に胸に響いた箇所を引用させて頂き、その感想を綴らせて下さい。



そしていま実感するのは、仕事を辞めたからって社会との繋がりがなくなるわけじゃないんだな、ということです。辛い場所から飛び出したら、そこは孤立無援ではなくて、案外まったり、自分で選んだ人と関わりながら生きられるところでした。p177

でも驚いたのは、忙しくないからってほっといたらどうなるかって、やっぱりそれはそれで心の声が聞こえなくなる、ということでした。常に自分の心にチューニングしとくのって、けっこう難しい。ギターの弦みたいに、ほっといたらどんどんずれていっちゃうんです。ひまだから心は元気、ってもんでもないみたい。p178

なにもしてないことに世間の人はだいぶ厳しいですよね。・・・外に向いてるほうが社会的には怒られなくてすむかもしれないけど、その分心にしわ寄せがいって、やがて自分の内側からバッシングが来るかもしれません。結局、社会と向き合いすぎても、自分と向き合えないってことなんだと思う。心がふたつあったらいいんですけどね。残念ながら、ひとり1コしかないですから。p179

心と体のバランスは、いつもいつでも自省と微調整が必要なもので、社会と距離を置いたからって、上達したり、熟練したりすることはないというのは発見でした。p180

自分とのズレを修正するには、とにかくボーっとするのがいちばんです。・・・何もしないと、人間、自分と向き合うしかなくなるんですよね。・・・知らないうちに自分をしんどくしていた小さなことの積み重ねに気が付いて、きちんとリセットされて自分に戻ることが出来ます。p180

私は、社会との繋がり、といったハッキリしないモヤの中で翻弄されていると、感じました。

何事も最終的にはバランスなのかなとも、傲慢にも、思いました。

ボーッとしてること、私は多いです。それが時間の無駄だと、負い目のようなものを感じていたのですが、しっかりとした意味があるようで救われます。


お金を持ってるのとお金に好かれてるのは違うような気がする。p182

別にたくさんお金を持ってたからって、そんなネガティブな気持ちで使われるくらいなら、わたしがお金だったらですよ、今みたいに仲間が少なくてもハッピーに使ってくれたほうが幸せだと思うんです。大事にされすぎて銀行の口座に軟禁されたり、ギャンブルみたいなことでたくさんのギャンブラーに勝った負けたと騒がれるのもイヤp183

「お金はさびしがりや。仲間のたくさんいるところに行ってしまう。」ということばがありますが、これは本当だと思います。でも、それだけじゃないってことが、わたしたちに置き換えてみるとよくわかるんだな。大勢でにぎやかなところに行きたい、という大多数がいる、一方、わたしみたいに人混みが嫌いな、ひねくれたヘンなやつもいるってことですよ。p185

わたしに出来ることは、「この人のところに行きたい」「この人ならお金を大事に使ってくれる」とお金に思われる人になるよう、努力することだけです。p186

こちらでもお金に人格を持たせ、それに最大限の敬意を払っていますよね。

著者のもっとも特徴的な表現方法で、かつ真似させて頂きたい思考法とも常々思います。

現代のお金の特徴、私は多くのヒトに寛容になりはじめてるのではとも思いました。

好きなことでお金を頂けることが、万人に、可能になりはじめている気がするからです。

私は恵まれた環境にいるのだと再認識させられました。

ここで著者の表現法を拝借…。

お金さん、大原扁理さんとこ行けば大事にしてもらえそうだよ!


学校で絶対に教えてくれないことのひとつに、お金の稼ぎ方があります。でも稼ぎ方よりもさらに教えてくれないのは、お金を稼ぐ前の心構え。
与えられた環境も物欲も、必要なお金の量も人によって違うのに、なんでみんな一律に週5で働かなきゃいけないんだろう、って疑問に思ったことないですか?
必要なだけ働けば満足なのか、それ以上にバリバリ働くか。わたしはそこを社会に決められるんじゃなくて、自分で決めたかったんです。p191

こういうのを教養というのでしょうか。粗探ししたくなるくらい共感してしまうのです。

私は、具体的に、以前から、中学の段階で必修科目に簿記(しかも電卓は利用せずそろばん!という…)を、半ば強引に、向き不向き関係なく、加えれば良いのではという考えが僭越ながら(といえば良いのでしょうか?)あります。

生きていく上でお金との関係は切っても切り離せないですし…、簿記でお金回りを少しでも意識できれば、生きていく上での指針も定め易くなるのではなんて…、僭越ながら?漠然と思います。

でも生徒も先生も更に忙しくなりすぎちゃいますかね?


不安は、育てようと思えばどこまでも大きくなるものです。・・・心配し始めるとキリがない。なるべく病気にならないように適度な運動と食事には気を付けて、今の自分の置かれた状況でできるベストは尽くしたんだからそのときはそのとき、と割り切るようにしています。わざわざ不安にエサをあたえるようなことはしません。p197

人と違うと思ったら、それはとても健康的なことですから、隠さなくて良し!むしろ、小出しにアピールしといて、自分も周囲もそれにならしといたほうがいいです。「あー、あの人ちょっとヘンだもんね。」と言われるようになれば、何したって許されるからこっちのもんです。p198

同じでも違ってもどっちでもいいんですよ、そこに無理がなければ。p199

嗚呼、救われます…。癒されます…。(安っぽいですが)泣けてきます。

人と違うことが健康的、というのが特に胸を撫で下ろされます。

自分に素直になれる気がしてきます。

自分が何をしたいのか、今は何を優先したいのか、色々と腰を据えて考えられそうです。


お金に全幅の信頼を置いてしまうのもバランス悪いと思う。何かあったときの解決法は、お金だけでなく、複数あるに越したことないです。・・・セーフティネットがお金しかないとしんどそうですもんね。p200

あと貯金をするにあたって気を付けているのは、あんまり先のことを見すぎないこと。老後なんて生きてるかどうかわかんないウン十年先のことまで心配しない。明日世界が終わってもいいように好きなことを中心にしていきつつ、明日世界が終わんなかったときのためにちょっと準備をしとく。それで、もし自分の持ってるもので解決できなかったら、今まで好きなことしてきたんだから、って諦めもつくじゃないですか。生きてたら、ラッキー。これくらいのバランスだと、毎日が超快適!p201

お金で回ってる世界とそうでない世界、いざとなったらどちらの世界にも行けるぐらいにしといたほうが絶対にラクです。p201

どなたの言葉か忘れてしまいましたが…、「貯蓄は思考停止。」という厳しい言葉、指摘を思い出しました。

じゃあどうすれば?

その答えがこちらの引用にあると思うのです。

あ、『北の国から』の主人公?五郎も思い出しました!

何もないところからの自給自足、憧れますし、そんなことが可能なスキルあれば、特に現代では心強いと思います。

自分の確固たる拠り所、憧れてしまいます。

よく言う“自分探し”で探し求めているものってこういうものなのかなぁ。


今回も引用が長い…ひとつの記事としても長すぎるのでは…と自覚してはいるんです!

ですが…、現在の境遇と相まってか、一言一言が胸に、弱った心に響いて仕方ない、足下見られた宗教の勧誘のごときなのです。(言い方酷いですかね。なんだかすみません。)

ちなみにこれって著作権の問題とか出てきちゃうのでしょうか?ビクビク…。

そういうの詳しい方、コメント欄で、ご教示頂けたら幸いです。

…ということで、どうかご容赦下さい。


改めて『年収90万円でハッピーライフ』大原扁理著、大変おすすめですので、ご興味の湧いた方、ぜひ御購入の上、御一読下さい!

ここまでお読み頂いた方、お疲れ様です。貴重なお時間割いて頂き、ありがとうございます。

次回もこちらの書籍の一部、紹介させて下さい。


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