見出し画像

【エッセイ】現代詩の先 『詩 2.0』

いつもありがとうございます。
星時雨です。

ほぼ毎日していた詩の投稿が止まりがちです。
詩を書いていないわけではありません。
むしろ饒舌で、何個か書き上げたものもあれば、形にしたいアイディアは出てきています。
詩誌への投稿を優先したがために、結果がわかるまで書き上げたものがすぐに見せられないのがもどかしいです。
如何せん、アウトプットの数に余剰がなくて……。

加えて、書き上げるのに時間を要しそうな詩たちも考えています。
そちらの詩たちは、先人がいるかもしれませんが、色んな表現を試してみたいと思って書いています。
詩ではないと否定されそうなものですが、それにかまけて内容を疎かにした詩にはしたくないと思っているので、やっぱり詩なのかな。

というのも、今の先端を行く詩人は誰かと調べたところ、最果タヒさんが出てきました。
まだ『Good Morning』という1作目の詩集を読み進めています。
この方の詩が若い子たちに評価されているという旨の文章を見ました。
純粋に嬉しいです。詩に興味を持つ子たちが増えるのは私も嬉しいです。

そこで考えました。
現代詩の先には何があるのだろうと。
知識も浅く、知らない詩や詩人もたくさんいて、賞の1つもとったことのない不躾者であることは承知の上で、そんな私が感じたのは詩の世界の狭さ。
最果タヒさんはそこを拓きつつある感じがしましたが、それが続いていかないといずれ廃れてしまうジャンルなのでは。そんな恐怖感がありました。
私が知らないだけですでに何か取り組みをされている方もいらっしゃると思いますので、語弊がありましたら申し訳ございません。

で、考えました。
詩誌への投稿を決めて、私にはその先に何があるのだろうと。
詩集を出す、嬉しいです。
今はそれだけでなく、賞がとれるほど詩が上手くなれたなら、詩のアップデートをしなくてはいけない、最近はそんな使命感がフツフツと湧き始めています。
ありがちな表現をすれば
『詩 2.0』
といったところでしょうか。

タヒさんの詩が前衛的なのは読めばそう感じられると思います。内容の賛否を語るつもりはありません。
それと同じぐらい若い子たちが魅力に感じて、詩ってCoolだ、詩をその領域に誰かが持っていかなくてはいけない。
そこに私も加われないだろうか。
そんな所存です。

今書こうとしているものが『詩 2.0』なのか、それはまだわかりません。私が評価するものではないと思っています。
それに、今考えているものより、もっと進化しなくてはいけない。個人的にはまだまだ2.0にはなっていない。

『詩 2.0』への進化は個人では決して成し得ないものだと思います。
詩としてのアイデンティティを保った新しい何か。
すでに模索されている方はいらっしゃると思います。
これを読んでくださった方々が共感し、より多くの方が詩の新しい表現を模索していけば、早く道が拓けるのかもしれません。
 
兎にも角にも、まずは私が書いたものの評価を得なくてはいけない。
随分と大それたことを書きましたが、まずはそこから。
私が体験した詩を書く楽しさ、それを軸に表現方法として詩を選びたい、そんな人が増える未来、見てみたい。


この記事が参加している募集

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?