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短編

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#自由詩

僕の太陽は街灯に照らされる

僕の太陽は街灯に照らされる

どれにしますか?

ラーメンも食べたいし炒飯も食べたい

食べれるんですか?

んーとりあえず炒飯頼んで足りなかったら頼む

絶対その方が良いですよ

綺麗とも汚いとも言えない4人席に
2人で対面に座り、
必死に手元のメニュー表だけを眺めている。

こうして2人でご飯に行くようになって
もう一年も経つが未だにこの子は敬語。
2人の中に違和感は無いけれど
周りから見ると少々奇妙らしい。

目の前に見

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君の形をしているもの

君の形をしているもの

吸ってるタバコなんだっけ?

キャメル

2日も一緒に寝たから寂しいかもって思った

ため息が出るほどにあざといその子

俺はアメリカに行くと決めてから

はや一年が経とうとしている。

またおいで

すぐいきたい

あと半年もすればアメリカに行く俺は

2年の時間を共にした彼女に別れを告げ、

3年勤めた会社を退社し、

珈琲屋とレンタルビデオショップで働いている

このすぐ行きたいなどと軽々し

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すこーしたいようをのぞいてみた

すこーしたいようをのぞいてみた

あれ?もう10月?

昨日は寒すぎて震えながら

夜中に何度か目を覚ました

そういえば彼の誕生日も10月だったような

起きて〜と聞き馴染みのある

太く優しく低く優しい声が

結構乱暴に耳を撫でる

はいはいと体を起こし

んーーっと体を伸ばす

朝が来てしまったのか

でも夜は見れない彼の顔が見れるから

差し引いても朝は嫌いじゃない

冷めるよー

今度は優しく嬉しい言葉が耳を引っ張った

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ループする10月の夜を私は露知らず

ループする10月の夜を私は露知らず

えだまめ
えいひれ
いぶりがっこ

結婚式の3次会に行った時

私の携帯に誰の意思にも意味を持たせまいと

このメモが残っていた

えだまめを咥えながら

目の前の新婦友人を新郎友人で相手する

多分この話の女性側の話があるのなら

全くもって同じ表現をしただろう

えいひれ、センス良いじゃんと

ハイタッチを求めてきた1人の女性

すかさず嫌な顔をして避けつつも手を差し出し

上手いことひと笑い

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毛糸で君に編んだ分、君は離れていく

毛糸で君に編んだ分、君は離れていく

「ねえ。今から何を言っても好きでいてくれる?」

こう息を吸うように伝えた彼は私の恋人でもなんでもなかった。

元恋人は束縛も激しく日に日に私へのあたりが強くなるような
そんな男性だった。
紛れもなく私が選んだ人で否定もする気はなかったけれど、
思い出となっている私に笑顔はなかった気がする。
そんな彼とも別れて誰とも付き合う気もなく、
ただ日々を過ごしていた。

ビール屋で働く君に
お酒の好きじゃ

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日記に記すにはどこかもの足りなくて

日記に記すにはどこかもの足りなくて

あの女性の顔をなかなかに思い出せない。

それは
名前や年齢すらハッキリと
聞いていないからなのかもしれない。

このくらい肌寒くなると外で吸う煙草の煙は
より一層空気を白に染め上げる。
その白を目の当たりにする度に
あの光景だけは思い出せて、
名前も分からない女性がそこには立っている。

お名前伺ってもいいですか?

そう声をかけられた。
それはよく行く古着屋で店主と何人かを交えて
立ち話をした

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