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周りの人が自分の思い通りに動いてくれない…!とイライラするあなたへ

おはようございます!

全ての人に「心の居場所」がある安心安全な職場づくりのお手伝いをして、従業員満足の向上・離職率の低下・業績アップなどの課題解決を実現する、"ほりけん"こと堀口 研です!

「なんで、こうやってやらないの!?」
「普通そうでしょ!なんでいちいち言わなきゃいけないの!」

自分が思い描いていたことと全然違うことをされてしまって、ついこんなことを思ったり、あるいは口に出してしまったりしたこと、ありませんか?

そう思ってしまうこと自体は、悪いことだと思いません。きっと、目の前のことを確実に成功させたかったり、スムーズに終わらせたかったり、そういう強い気持ちの表れだと思います。

そういう人がいないと物事が進まなかったりしますから、とても大事なことです。素敵です。

ただ、一方で言われた方はちょっと大変かもしれません。

「"普通"って言われても、ボクのやり方はこうなんだけどな…」

こう思っていても、「普通そうでしょ!」と言われてしまうと萎縮してしまって、なんだかその場に居づらくなってしまうかもしれません。

このようなすれ違いは、なぜ起こるのでしょうか?

自分と他人は絶望的に違うから、同じ言葉を聞いても思い浮かべることが違う

自分と他人は絶望的に違う。

そりゃそうだよ。生まれも育ちも、これまで関わってきた人も、やってきたことも、趣味も好きな食べ物も違うんだから。

……と、頭ではわかっているようで、日常生活の中ではついつい忘れてしまいがちなことです。

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そんな大きな"違い"を持った人と人なので、同じ言葉を聞いたときに思い浮かべることというのも違います。

これを「共通言語」と言ったりもしますが、共通言語が無いところに、言葉の認識のすれ違いが発生してしまうのです。

「共通言語」が無い世界で、どうやって戦うか

「共通言語が全く無い」を基本的なスタート地点にすると、自分も相手も不幸な思いをする確率はグッと下がります。

「一つの言葉だけでは説明できない」と思っている分、相手の理解度を確認しながら、懇切丁寧に説明をするので、自分の伝えたいことがしっかりと伝わります。

相手も、あなたにわかりやすく教えてもらって、なおかつやらなければいけないこともしっかり出来てほめてもらえて、ハッピーです。

……極論を言えば本当にこれだけで、答えはめちゃくちゃシンプルなんです。

が、なぜこれをやらず、少ない言葉だけで終わらせようとして結果的に炎上している人が多いかというと、ぶっちゃけ面倒くさいからなんですよね。時間も手間もかかるし、言葉で物事を伝えるのってめっちゃ大変だし。笑

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それを効率化(と言うと、ちょっとニュアンスが違うかもですが…)するために有効なのが、共通言語を作ってしまうことです。

そのためにやる必要があるのは…

「共通体験」を通して、「共通認識」を持つこと

です。

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たとえばAさんからBさんに「コーヒーを飲みに行きましょう。お店探しておいていただけますか?」という依頼があったときに、Bさんがどんなお店を選ぶかは、Bさんの中の「コーヒーを飲みに行くお店」がどんなものかによって決まります。

この場合、「コーヒーを飲みに行くお店」が最終的に「共通言語」になる部分です。

依頼を受けたBさんがおじさまだった場合、

「コーヒーを飲むところ……やっぱりあそこの喫茶店だべ」

となって、1杯数百円のコーヒーで、新聞を読みながらタバコをプカプカ出来る、馴染みの喫茶店をアレンジするかもしれません。

ところが、依頼をしたAさんはInstagramで流行りを追いかけているカフェ好きの若い女性で、「コーヒーを飲みに行く=ラテアートが可愛い、美味しいカフェラテを飲みに行く」だと思っていて、当然そういうお店を選んでもらえるものと期待をしています。

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……と、まぁ、この結果はご想像におまかせしますが(笑)、この2人の間で「コーヒーを飲みに行くお店」が共通言語にならなかった理由は、一致する「共通体験」と、そこから生まれる「共通認識」がなかったからです。

これを手っ取り早く解決するためには、一度AさんがBさんを「私はこういうお店が好きなんです」というお店に連れて行って、その良さをBさんにも体験してもらうことです(「共通体験」)

そして、次に「コーヒー飲みに行きましょう」となったときには、

Aさん「私はおしゃれなラテが飲めるお店が好き」
Bさん「Aさんは、あんな感じのお店が好きって言ってたな」

という「共通認識」があるので、「コーヒーを飲みに行くお店」が共通言語になっていて、お互いハッピーなお店選びをすることが出来ます。

共通言語を作ることも大切ですが、まず大前提は「自分と他人は絶望的に違う」ということを認識して、そこに立脚したコミュニケーションを行うことです。

違いを嘆くのではなく、違いを活用できるようになれば、周りの人とさらにより良い関係を築くことが出来ますよ!

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