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小説・ミニマリストM子の憂鬱【後編】
ミニマリストM子は、それをどうやって捨てるか考えた。大事にしすぎて、簡単に捨てるのはもったいない。
ミニマリストM子が大切にしてきたそれは、この世に生を受けたとき与えられたものだ。
40年という月日は嫌でも劣化を招いている。真っ白だった肌はくすみ、髪は艶やかさをうしなった。誰かにもらってもらうにも、いらないと言われてしまうだろう。誰が好き好んでもらってくれるだろう。相手を選ばなければ、夜の繁華街で
小説・ミニマリストM子の憂鬱【前編】
捨てることに取り憑かれた女、ミニマリストM子。
ミニマリストM子には、あとひとつ捨てなければならないものがあった。それは捨てたくても捨てられなかったもの。
今まで、ありとあらゆるものを捨ててきた。親、兄弟、友達さえ捨てた。一度捨ててみたいけど、まだ実現していないのが、恋人を捨てること。そして、結婚したら、旦那を捨ててみたいと思っていた。
いままで一度も彼氏がいたことがないミニマリストM子。
テレ東シナリオコンテスト応募
アクとキャンとジェミときいろが児童養護施設「ひまわり」で暮らしていたころの回想
たけだ先生「今日からここで働いてくれる先生だ」
若い女性が紹介される(伊藤修子さん)
その先生は躾に厳しい。アクとキャンとジェミはしだいに、その先生に反感をもつようになる。
ある日ジェミは、たけだ先生とその女の先生がキスをかわしているところを目撃してしまい嫉妬にかられる。
アクとキャンとジェミは女の先生に嫌がらせをしよ
アイデアがちょこっと採用されました。「知らない人んち(仮)」テレ東シナリオコンテスト
それは、先週の金曜日。テレ東ドラマ「知らない人んち(仮)」最終回のシナリオ応募締切日。締切は午前10時。
月曜日放送の連続ドラマの続きを考えて、ハッシュタグをつけてnoteに投稿すると応募になるというもの。応募期間は火曜日から木曜日までの実質3日間しかない。
1週間前の締切日に応募できなかった私は、最終回は絶対応募しようと決意していた。とにかく参加してみることが大事。出来が悪くても、恥じるこ
生まれて初めて買ったミスドはローポップ?
30年ほど前のことです。
当時、住んでいた滋賀県の田舎町にも、バブルが訪れ、駅前にはマンションが立ち並び始めました。高層階はマンション、下はショッピングセンターというビルが駅前にもでき、一階にはミスタードーナツが入っていました。
そのミスタードーナツができるまで、田舎町にはミスタードーナツのミの字もなく、ミスタードーナツができたからといってすぐ買いに行くようなミーハーな家庭でもなかったので