著…中野京子『中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇』
美しい絵画によって目の保養が出来るだけでなく、時に皮肉も込められた格調高い解説も楽しめる本。
この本のタイトルには「対決」とありますが、肖像画に描かれた人物同士が実際に対決していたとは限りません。
共通するテーマを描いた2つの絵を見比べながら新たな発見をしようという本です。
そのため、正確には「比較篇」とも言えます。
また、2つの絵について、
●天才vs無名
●鬼瓦vs元イケメン
●優等生vs落第生
といったユニークな紹介をすることで、読者の興味を引くことに成功しています。
ちなみに、わたしは子どもの頃からこの本の表紙左に描かれているオーストリア皇妃エリザベートのファンなので、特にP119〜130をじっくり読み込みました。
この本では「オーストリアvsフランス」と紹介されており、エリザベートとフランス皇妃ウージェニーとの対決という形で載っています。
美女にも人それぞれに違った良さがあり、優劣はつけ難いですね。
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