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作…アストリッド・リンドグレーン 絵…イングリッド・ヴァン・ニイマン 訳…石井登志子『やかまし村の子どもたち』

 子どもが6人しか居ない小さな村だけれど、ちっとも寂しくなんかなくて、笑い声で賑やかな「やかまし村」の物語。

 スウェーデンの美しい自然と、優しい大人たち、そして動物たちに囲まれて、子どもたちがのびのびと育つ姿が描かれます。

 わたしは子どもの頃、『やかまし村の子どもたち』の映画にハマって、大人になった今もDVDを大事に持っています。

 この本はその原作。

 リーサ、ラッセ、ボッセ、ウッレ、ブリッタ、アンナ。

 子どもたちの名前を目にするだけで、映画の中ののどかな世界が心に浮かびます。

 また、この本を読む度に、「わたしもみんなの仲間に入れてもらって、干し草の小屋にお泊まりしたい!」とワクワクします。

 やかまし村の子どもたちが「地面に足をつくとダメ」というルールを作って石の上や柵の上を歩いてみたり、子どもたちだけの言葉を作って無邪気に遊んでいるのも可愛い。

 日本の子どもも外国の子どもも、中身はほとんど同じですね。

 子どもがこうしてのびのびと愉快に遊べる世の中って素敵。

 子どもが元気だと大人も元気になれる気がします。

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