著…長田弘『最後の詩集』
死の気配をさせながらも、そこに恐怖や痛みはありません。
まるで、清らかな湖の水面に、美しい言葉が雨粒のように落ち、波紋が優しく広がっていくかのような雰囲気の詩集です。
どの作品も素敵だけれど、わたしは特に「アッシジにて」という詩の、
という部分が好きです。
「日本の〇〇から来ました」とか、「これから〇〇へ行きます」という単純な答え方が出来ない問いだと思います。
自分は、あなたは、どこから来たのか。
自分も、あなたも、どこへゆくのか。
今このnoteを読んでくれているあなたなら、この問いにどう答えますか?
〈こういう方におすすめ〉
美しい詩集を読みたい方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間くらい。
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