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ちょっと前の人生、ペンフレンドに会いに行く。

ペンフレンドに会いに行った。
文通が好きで、実はペンフレンドが3人いる。
彼女とは、昨年の夏に初めて会って、文通を始めた。

夫に「SNSで知り合えるなんて驚く」と言われるけど、そんなの、自分のほうがびっくり。
3人のペンフレンドのうち、2人はSNSで知り合って、1人はまだ会ったこともないのだから、やっぱりびっくりする。

彼女と会うのは、昨年の夏以来2度目。
人見知りのわたしは、自然とお話ができるのか心配で、楽しみと不安のドキソワ(ドキドキとソワソワの略)を心に抱えていて、身軽なはずのリュックサックがずっしりと重く感じた。

そんな心配をよそに、彼女はまるで昨日も会ったみたいに迎えてくれて、お手紙の続きのように、ゆっくりとたくさんのお話ができた。
わたしは言葉を自分の中に探すのに時間がかかる。
それを彼女は待ってくれる。とてもありがたい。
いろんな話をしたけれど、内容はふたりの秘密にしたいたちなので、ここには旅の記録を写真で残しておく。

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彼女の尊敬するところはたくさんあるんだけど、今回の旅で1番感じたのは、素敵なことは素敵だと伝えることができるところ。

わたしは自分の思ったこと、感じたことを、相手に伝えるのが苦手だ。良いことも、悪いことも。
顔に感情を出すのも苦手で、ポーカーフェイス、何を考えているのかよくわからないタイプの人見知りだと、よく言われる。

厄介なのは、良いと思ったことも、相手に伝えられないこと。
嬉しいこと、好きなこと、楽しいことを身体と言葉で表現するのが苦手。
オタク気質なので、推しの作家さんや俳優さんがいるわけだけど、例えばそういう方に会っても「素敵です!」と相手に伝えられない。
好きだと感じたことは、心の中で絶叫する。
できることなら自分を推しに認識されたくない、とまで思ったり。
本当は認識されたいし、あわよくば自分のことも好きになってもらいたい、という欲が出てきてしまうから、それならいっそのこと認識されないように…と思う。うん、大変こじらせている。

でも彼女は、素敵だと、好きだと思ったことをまっすぐ相手に伝える。そこに下心は感じられず「素敵だから素敵と伝えた」という事実だけを感じる。
それを受けて、相手も嬉しそうにしているのを見て「ああ、素敵だと思ったら伝えていいんだ」と思った。
何故か今まで自分でダメだと思っていたみたい。びっくり。ダメなことなんてないのに。
まあ「あわよくば自分のことも好きになってもらいたい」という下心はどうにかしたほうがいいと思うが…
とりあえず、早速伝えておく。
ペンフレンド、あなた、とても素敵。好きです。

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旅の写真を見ながら、どうしたらまっすぐ伝えられるだろうか…と考えつつ帰路について、数日考え、「自己肯定感、あげてこ」という結論に至る。
結局そこに尽きる。永遠のテーマかもしれない。
自己肯定感、どうやったらあがるかな?

買い物もしたから、行きよりも重いはずのリュックサックは、帰りのほうが軽い気がした。

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