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marutomo20
著…長田弘 絵…酒井駒子『小さな本の大きな世界』
詩人の長田弘さんが児童文学の書評をまとめた本。
きっと、子どもたちが様々なジャンルに興味を持てるように…との願いがあるのでしょう。
紹介されている本は、子ども向けでありながらも、多岐に渡っています。
読書によって精神世界が無限に広がっていく感じが伝わってきますね。
中でもわたしは、
本のかたち。本の手ざわり。絵の色彩。言葉のリズム。絵のタッチ。言葉のひろがり。夢の感触。そしてそのとき、絵本からそっと手渡されるだろう、人生の時間がそのまま透き通ってくるような明るさ。
とりかえのきかない「その本でなくてはいけない」本の記憶を、それぞれの胸の本棚にのこすのが、絵本という本です。
という考え方に惹かれます。
これは子どもに限らず、大人が読む本についても言えることですよね。
わたしも、これまで出会った本や、これから出会う本を大切にしていきたいと思います。
この本の書評の中に興味を引かれる本が沢山あったので、早速メモしました。
今後読みたい本のリストに入れます。
まるで、本が本を仲間に誘ってくれているみたい。
こういうメモをするのって、とても楽しいです。
長田さんのおっしゃる、「とりかえのきかないその本でなくてはいけない本の記憶」を、わたしもこれからどんどん増やせますように…。
〈こういう方におすすめ〉
言葉というものに鋭敏なセンスを持った読書家の書評を読みたい方。
〈読書所要時間の目安〉
3時間〜3時間半くらい。
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