監修…渋谷寛『ねこの法律とお金』
●猫を適切に最期まで飼育する義務
●ご近所トラブルの例
●虐待を見つけた時の対応方法
●自分の死後他の人に愛猫の世話を頼む遺言書の作り方
といった法律のことや、キャットフード・おやつ・トイレの砂・医療費・ペット保険といった飼育にかかるお金の例が紹介されている本。
この本を読んでいると、つくづく、たとえ家族同然の存在であったとしても、まだ猫に限らず生き物が法的には「人間の所有物扱い」という現状があることを痛感させられました。
今はひと昔前ほど多くの捨て猫を見かけなくなりましたが、0にはなっていません。
また、劣悪な環境で飼育されついには殺されたといった虐待のニュースを知る度に心が痛みます…。
これは人間にも起こりうることですが…。
法律が人間のつくり出すものである以上、人間と人間以外の生き物の法的権利には、どうしても差が出てしまうものなのでしょうが…。
たとえ小さくても、命。
どうしてもモヤモヤが残ります。
動物愛護管理法もまだまだ改正の余地がありますよね…。
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