取材・マンガ…上田惣子 医師監修…高木誠『マンガでわかる 「リアル脳卒中」 患者と家族を支えるヒント』
「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」の違いや、発症前の前触れ、発症時の様子、検査、診断、入院、治療、リハビリ、その後の生活への影響、利用出来る制度や手当の例が、文章と漫画を使って分かりやすくまとめられた本。
実際に脳出血を経験した原田さんという方のお話も漫画で読めて、
●体の片側が無くなったような感覚になった
●脳がダルくて、何も考えられなかった
●はっきりとした前兆は感じなかったが、急に文字が書けなくなって異変に気づいた
●足をまっすぐに踏み出せない等の後遺症が残った
等のリアルな体験談が勉強になります。
壮絶な内容ですが、悲壮感が無いので読みやすいですし、
という原田さんの心意気をわたしはとても尊敬しています。
ご家族や周りの方々の原田さんに対する関わり方も、過剰でもなく不足でもなくちょうど良い感じで、こちらも素敵です。
また、
という文章にもハッとさせられます。
他の病気や怪我をした方に声をかける時も、このヒントを大事にしたいですね。
「頑張れ!」とプレッシャーを与えるよりも、「あなたが大切」と伝えたい。
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