著…杏『杏のふむふむ』
まるで杏さんが穏やかな声で朗読してくれているような、ゆったりとした気分で読めるエッセイ。
小学生の頃、絵本『どろんこハリー』から取って、愛犬に「ハリー」と名付けたという可愛らしいエピソード。
また、ハリーを「弟」と呼んでいること。
そして、「弟」との思い出を綴る言葉の一つ一つがあたたかいです。
この「弟」にとって自分は妹分でもありライバルでもあった…と懐かしそうに語る様子から、今でも「弟」が大切な宝物なのだなということが伝わってきます。
残念ながらハリーは既に天国へ旅立ってしまったそうですが、わたしはいつかどこかで杏さんとハリーが再会出来れば良いなと思いながらこの本を読みました。
杏さんがこの本の中で、生まれ変わりをテーマにした森下典子さんの本『デジデリオ』を紹介しているように。
わたしは輪廻転生って本当にあったら良いなと思います。
いつかどこかでまた杏さんとハリーが出逢ってきょうだいになれたらいいな、また、ハリーが星になった後に杏さんが出会ったという柴犬のヤマトもどこかでハリーと友達になれたらいいな…と。
願わずにはいられません。
〈こういう方におすすめ〉
ふんわり優しい雰囲気のエッセイを読みたい方。
〈読書所要時間の目安〉
30分〜1時間くらい。
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