安部公房の『人間そっくり』を読んでぐるぐるまわる。
概説書ばっかり読んでいると、ふいに小説が読みたくなります。
特に、NHKのクラッシック音楽番組なんか見てると「あ、物語性に乏しいな、私の日常」って思っちゃうんですよね。何なんだ?
たまたま所用で出かけることがあり、電車に乗るなら文庫本よね、ということで、積読タワーの中から割と読みやすそうな本を取りました。
安部公房の『人間そっくり』です。
『こんにちは火星人』というラジオ番組の脚本家のところに、火星人を自称する男がやってくる。その男は取扱注意だとの連絡を受け、脚本家は穏便に