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読書記録(そして考えたこと)

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本を読んで考えたことなどを書いています。 歴史本が多め。小説と詩も好きです。 3行でおさまる日々の読書記録は、3行日記に入ってます。
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#日記

「山月記」だけでない『中島敦』を読んで考えたこと

ひょんなことから、ちくま日本文学シリーズの『中島敦』を読みました。 ちくま日本文学のシリ…

『知的生産の技術』を読んだ話、その後の話。

梅棹忠夫氏の『知的生産の技術』を読みました。 今年度の上半期、放送大学を受講したんですが…

『歴史戦と思想戦』を再読して考えたこと。

山崎雅弘さんの『歴史戦と思想戦——歴史問題の読み解き方』を再読しました。 歴史戦とは巷で…

ビジネス書を掘り起こして、読んで、考えたこと。

積読本の整理をした。 積読タワーが幾棟か建っているが、ときどき整理をしないと下の本が傷ん…

本屋さん本を整理していて考えたこと

本の整理をしていた。 数年前の本屋さん本ブームの頃、いろんな本に手を出した。その中で、ま…

『ネアンデルタール人は私たちと交配した』を読みました。

スヴァンテ・ペーボ教授の『ネアンデルタール人は私たちと交配した』を読みました。 ネアンデ…

『絶滅の人類史』の読みやすさから、進化の果ての我々を考える。

古の人類史にはまってしまったので、『絶滅の人類史』を手に取りました。 この本は、タイトルとおり、類人猿から分かれた広義の人類の歴史について書かれています。 科学も歴史も日進月歩なので、「最古の人類って、アウストラロピテクスだよね?」っていう昭和の人間からしてみると、知らない親戚が増殖しているし、こんなことまでわかってるの? という驚きもあり、なかなか面白かったです。 人間、死ぬまで勉強だよって、本当にそうですね。 学校で学んだことなんて、簡単にアップデートされちゃいますもん

『銃・病原菌・鉄』㊤を読んで。

今さらですが『銃・病原菌・鉄』㊤を読みました。 え? ㊤巻だけ? ㊦巻は? ですか? ㊤…

大昔の東洋思想を、あらためて振り返る意味について考える

先日テレビを見ていたら、トランプ支持者による襲撃で負傷した警察官を、子どもが案じて手紙を…

読むということについて考える。

古井由吉氏の『書く、読む、生きる』をゆるゆると読みながら、「読む」ということについて考え…

川上弘美さんの『このあたりの人たち』を読んで考える、地域と個人の関係。

このところ、大昔の人たちばかり追いかけていたので、たまには小説を読もうと思い、手に取りま…

天皇について考えている

赤坂真理さんの『箱の中の天皇』を読みました。 その中で「人形としての天皇」というような部…

川上弘美作品の懐の深さと『某』

川上弘美さんの『某』を読んだ。 この方の作品の特徴は、何といってもその懐の深さだと思う。 …

しししし①と銀河鉄道の夜

めまいで、うだうだと横になりながら、体調の山場を探りつつ読書してた、『しししし』①と『新編 銀河鉄道の夜』。 ちょっと不思議な体験だった気がする。 『しししし』①を読みながら、気分で『新編 銀河鉄道の夜』を手に取り、その中のしかも「銀河鉄道の夜」を拾い読みする。 体調が思わしくなく、カムパネルラに死をささやかれながら、『しししし』①で人生を振り返っている。 だいたいが「もっと本を読んどけばよかったなあ」とか「もっと学問やりたかったなあ」とか。 『しししし』①を読むと、読み