ほんだめぐみ

司会の仕事を生業にしながら、ラジオパーソナリティーや研修講師をしています。 キャリアコ…

ほんだめぐみ

司会の仕事を生業にしながら、ラジオパーソナリティーや研修講師をしています。 キャリアコンサルタントとして、キャリ活始めました。

最近の記事

縁、とは。

人生で出会う人の数は決まっていて、出会えた人は自分にとって「縁」のある人なんだと思っている。 22歳で「後悔の少ない人生を生きよう」と決めた私は、23歳で司会業を目指す事にした。司会事務所が主宰する講座を受講した時、その事務所に所属する司会者の皆さんに出会った。その中で一人、素敵だなぁと思う方がいて、私の憧れの女性になった。 その後その事務所に所属する事になり、その女性が高校の先輩にあたると分かった。さらにその女性が私を推していた事も分かった。それから9年後、私は彼女と起業

    • ボンズレディオふたたび

      この秋、ボンズレディオが復活! 福島県郡山市のコミュニティFMで、開局から月曜日の夕方の番組を担当しています。 パーソナリティーの、それこそパーソナリティーが出ないとバラエティに富んだラインナップになりません。 夕方の情報番組だからこそ伝えるべき事がある中で、私らしい番組は何だろう? と考えてきた中のひとつがスポーツでした。 「地元にバスケットボールチームが出来る」 クラブ創設の経緯、チーム名の由来やマスコットキャラクターの事など、情報発信していく中でシーズン開幕! 初

      • キャリ活のススメ

        郡山コミュニティ放送ココラジの担当番組内で、月に一度のキャリアコーナーを始めた。 なぜキャリアコーナーなのか? キャリ活って何? という事を綴りたい。 まず。キャリアについて。 皆さんは、キャリアと聞いて何をイメージするだろうか? 仕事をする上でこれまで積み上げてきた経歴や実績。肩書き。昇進。etc… 私も長い間そう思っていた。 けれど 「人生すべてがキャリア」 という考え方を知り、ひとりでも多くの方に伝えたい!と強く思った。 関心のある事は、自ら調べるし掘り下げ

        • ブライダル司会奮闘記④

          時代と共に結婚式の形式や人気演出は変わってきたけれど、どの時代もサプライズ演出は好まれるようだ。 という事で、今回はサプライズの話をしてみよう。 ②サプライズ編 新郎新婦がお互いに対してサプライズする、というのはよくある。特にプロポーズの機会を逃した新郎さんが、結婚式当日にサプライズプロポーズをする事は多い。花束やプレゼントを用意して想いを伝えるシーンは、司会者として前フリした後、ゲストと同じ気持ちで見守る。 思わず感激して涙ぐんでしまう新婦さん。ゲストからの歓喜の野

          ブライダル司会奮闘記③

          ブライダルの司会を始めてから8年で320件くらい担当した。このあたりまでは数えていたものの、現在までに何件担当したか把握していない。でもざっと計算すると、少なくとも1,000件は超えているはずだ。 1件1件心を込めて司会しているけれど、正直なところ覚えている新郎新婦や結婚式は、多くはない。それは相手も同じ事。ただ、稀に偶然会って「私、ほんださんに結婚式の司会してもらったんです」と言われる事がある。そういう方に限って、こちらは全く記憶に無く…とても申し訳ない気持ちになる。

          ブライダル司会奮闘記③

          ブライダル司会奮闘記②

          まずは前回の答え合わせから。 「お開き口」とは、新郎新婦の入退場口の事。つまり会場の出入り口。それを「お開き口」と表現する雅さよ。ちなみに宴の終了を「お開き」と表現するが、披露宴では「お披楽喜」という漢字を充てる。 「新郎新婦がお開き口にて皆様をお見送りさせて頂きます」という風に表現する。とはいえ今のウェディングシーンにはふさわしくないし、すでに一般的な表現ではなくなっているから言わない事が多い。ただ結婚式にまつわる素敵な表現を残したい気持ちもあり、専門式場でのゲスト数の

          ブライダル司会奮闘記②

          ブライダル司会奮闘記①

          「私、司会者なんです」と言うと「え。歯科医!?」という反応が返って来る事がある。そこで最近は「結婚式やイベントの司会です」と話すようにしている。そうするとイメージしやすいらしく、相手もすぐに納得してくれる。 結婚式の司会者は、どんなイメージなんだろうか? 結婚式の進行をする人。なわけだけど、これがなかなかスリリングだったりする笑 打ち合わせをし準備して臨んでも、予想外の事は起こる。ハプニングに臨機応変に対応する事も司会者の役割だ。新人の頃は、どう対応すべきか分からなかっ

          ブライダル司会奮闘記①

          独立はタイミングと勢い。

          天職と思える仕事に出合えてから、9年目。私は大きな決断をする事になる。 30歳を超えて、イベント司会ができるのも30代半ば頃までと思っていた私は、毎年繋げてきた仕事を少しずつ後輩に譲り、いずれは結婚して子育てをする事になると思っていた。そして育児が落ち着いたら、司会の仕事に復帰するかもしれないし、しないかもしれないと思っていた。 ところが、人生の転機は唐突にやって来た。 先輩達に、一緒に独立して起業しないか?と誘われたのだ。それは思いもよらない話で、先輩達がそんな事を考

          独立はタイミングと勢い。

          話す仕事。

          結婚式の司会からスタートし、その後イベント司会やCMナレーションの仕事をさせて頂くようになった。 人前で話す仕事なので、正しい言葉遣いはもちろん、その場にふさわしい言葉を選ぶ事が大切だ。と同時に、見た目の印象も大切だ。司会者は主役ではない。けれど人前に立つからには「人にどう見られるか?」を意識するようになり、姿勢をはじめとする立ち居振る舞いや表情にも気を配るようになった。この積み重ねが、現在の講師の仕事に活かされている。 司会デビューから3年が経ち少しずつ仕事の幅が広がり

          話す仕事。

          転職で天職に出合う

          23歳の夏。年内での退職を決めたものの、転職先が決まっているわけでも、やりたい事が決まっているわけでもなかった。 そんな時に目にした広告。 司会者養成講座。 胸が高鳴った。ドキドキした。受講してみたいと思った。ワクワクした。 そして9月、私はその講座の受講生になった。司会の勉強がしたい方はもちろん、人前で緊張せず話せるようになりたい方、仕事のプレゼンに活かしたい方...など、性別年齢問わずいろんな人が受講していた。その中には容姿端麗で華のある方もいて、当時実年齢より落

          転職で天職に出合う

          初めての仕事

          キャリアという言葉を知ったのは、いつ頃だっただろうか? 自分の将来を思い描くようになった頃、キャリアウーマンに憧れて、将来はキャリアを積み重ねながら働くカッコいい女性になりたいと思っていた。 短大に進学し、卒業後は出版関係の仕事に就く。そんな青写真は、高校卒業間際に母が倒れた事で白紙になった。進学しない事を決めたのは自分だ。けれど18歳になりたての私にとって、人生最大のターニングポイントだった。 高校の卒業式に、春からの進路を記載するプリントが配られ、私は未定と書いた。

          初めての仕事