ボンズレディオふたたび

この秋、ボンズレディオが復活!

福島県郡山市のコミュニティFMで、開局から月曜日の夕方の番組を担当しています。
パーソナリティーの、それこそパーソナリティーが出ないとバラエティに富んだラインナップになりません。
夕方の情報番組だからこそ伝えるべき事がある中で、私らしい番組は何だろう?
と考えてきた中のひとつがスポーツでした。

「地元にバスケットボールチームが出来る」

クラブ創設の経緯、チーム名の由来やマスコットキャラクターの事など、情報発信していく中でシーズン開幕!
初年度はスケジュールが合わないままシーズンが終了し、ようやく福島ファイヤーボンズの試合を観戦できたのはクラブ創設2年目のシーズンでした。
バスケットボールは詳しくないけれど、体育では好きだったしスラムダンクは大好き。
こんな感じで選手の前情報無しで体育館に出かけた私は、客席とコートの近さと選手の背の高さと大きさに驚き、試合観戦と言えば野球だった私にはバスケットボールの展開の速さを目で追うのがやっと。
攻守に合わせて曲が目まぐるしく変わるのにも驚き、なんだこのエンタメ感は!と未知との遭遇に興奮しました。
最初は試合展開を目で追うだけで精一杯でしたが、初観戦でその面白さにすっかり魅了されました。そして試合観戦を重ねる中で試合展開を見ながら応援(ブースト)できるようになり、12月にはブースターになっていました。

「こんなに面白いエンタメをリスナーさんにも伝えたい」
「福島のために頑張るチームを1人でも多くの方に知って欲しい」

そんな思いが実を結び、Bリーグ初年度の2016-17シーズンから福島ファイヤーボンズの選手やチームスタッフがココラジに生出演して下さる事になりました。
開幕前の出演のみの予定でしたがシーズンを通してのレギュラー出演となり、コーナー名は「Go Go Bonds!!」に。
そして翌シーズン「ボンズレディオ」の放送開始。レギュラー出演して頂く中で私が心がけていた事は、「ブースターさんの想いを汲み取る」という事でした。
小さなメディアでも「パーソナリティーがブースターである」という事は、私の強みでした。
ブースターだから知りたい事。
ブースターなら思う事。
それを想像しながらインタビューしてきたつもりです。

でも、いろんな事情があり番組として続けていく事は難しくなりました。
そこで「Weeklyボンズ」というコーナーに形を変えました。やめるのは簡単ですが、続ける事に意義があると、信じて。
チームの出演が無い週も、毎週同じ時間にファイヤーボンズの情報発信をする事を続けました。
ラジオはリズムと反復と言われています。テレビのような爆発力は無いけれど、続ける事で浸透するメディアです。
そうやってチームの情報を発信する中いろいろな事がありました。

たとえば、ブースター有志によるポケットティッシュ大作戦!
これは試合会場への来場者増加を願ったブースター有志による広報活動で、チーム情報が添えられたポケットティッシュを街頭で配ったり店舗に置いて頂いたりしました。
その活動に取材を兼ねて参加し、
「福島ファイヤーボンズが必要で、無くしたくない」
という強い気持ちをブースター有志の皆さんと共有しました。

なぜ、こんなに魅了されるのか?

実はまだ明確な答えにたどり着いていない気がしています。
でも、
「福島にファイヤーボンズがあって良かった」と、断言できます。
スポーツが持つ力、面白さやワクワク感。
スポーツの可能性と高みを目指す選手の姿に元気を頂いています。
そしてファイヤーボンズを通じて出会えた人達。福島にファイヤーボンズが無かったら、出会う事のなかった人達。
チーム名のボンズは、結束。絆。
まさにファイヤーボンズが繋いでくれた縁を感じています。

そして、クラブ消滅の危機。
オーナー会社が、クラブを、チームを、そしてブースターを救って下さいました。
だからこそ今シーズンもファイヤーボンズを応援(応炎)できるのです。

2022-23シーズン開幕にあたり、改めて考えました。

ホームタウンのコミュニティFMだから出来る事は、何だろう?
ココラジの強みは、何だろう?
ココラジらしさは、何だろう?

私なりに考えたその答えが、
福島ファイヤーボンズ開幕特番
「ボンズレディオ2022」です。

小さなメディアだからこそのフットワークの軽さ、すべての選手にスポットを当てられる強み、リスナー参加型の番組。

この秋、ボンズレディオ復活。
福島ファイヤーボンズ日本人選手8名の個性を届けられますように…。


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