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読んでいると涙が滲む絵本。「どんなにきみがすきだかあててごらん」

今日は久しぶりに絵本の紹介をしたいと思います。サクッとね。


また今週も図書館に子供たちと行ってきました〜。
最近は、あんまり大量に借りてもなかなか全部は読めないこともあると、私も子供たちも実感してきているので、まあだいたい絵本を1人5冊くらいを目安に選んでいます。

ちなみに、小2の息子は今、ゾロリシリーズに大変ハマっております。

前回に図書館へ行った時にはゾロリの本が借りられまくっていて書架にほとんどなかったのですが、今回はタイミングが良かったようで(平日だったからかな)、20冊くらいゾロリの本がありました。

すると息子くん、今まで図書館でも学校の図書室でも借りたことがないものをすぐにピックアップして、その日に12冊借りて帰りました(笑)

そして今日は夕飯前後に9冊読んで、ゾロリワールドに入り込んでおりました。


さて、本題です。

ご紹介したいのはこちら。

『どんなにきみがすきだかあててごらん』
サム・マックブラッドニィ 文
アニタ・ジェラーム絵
小川仁央訳

私自身がなんとなく手に取って、パラパラ読んでみたらとても素敵だなと思い、借りてきた本。

なななんと、37カ国語に翻訳されていて、1500万部を超えるベストセラーなのだそう!!

読んでみて、納得です。

タイトル通り、シンプルだけど、とても温かいメッセージが詰まっています。

物語にはチビウサギさんとデカウサギさんが登場して、お互いがどれだけ相手のことを好きかを伝え合います。
物語の最後、チビウサギさんは眠くなってしまって、葉っぱのベッドで眠ります。
その横でデカウサギさんが、そっと語りかける言葉に、チビウサギへの愛情がたっぷり込められていて、お母さんお父さんの子どもへの思いがぎゅぎゅーっと詰まっているような気がします。

だから読んでるとなんか共感してしまって、途中から涙をこらえるのに必死なんです(笑)そしてなぜかそれを子供にバレないように取り繕うという(笑)


少し話が変わりますが、この間、絵本が大好きでとても詳しい友人と話をしていた時に、彼女がこう言っていました。

絵本って、ページとページの間にも物語があると思うんだよね。

そんなこと考えたこともなかった!視点が私と全然違くってほんと感心しました。

そして今回、先の本を読んだ時に、その言葉について考えました。

すると、少しずつ思い浮かんで来ました。

この絵本の中では、2匹のウサギのあるひとときのやり取りだけが描かれています。

きっと普段から、チビウサギもデカウサギも相手のことを尊重して大切に思って関係を構築していて、時にはすれ違うこともあるかもしれないけど、お互いを思いやる関係性が根付いている。
だからこそ、物語に描かれるような2人の本当に温かくて優しいやり取りが、生まれてくるんだろうなぁと思ったのです。

これって現実とも、すごく似ているかもしれない。

誰しも、自分の人生において時に大きなことに挑戦したり、挫折したり、たまに成功したり、ターニングポイントとなって誰かに語れるような「物語」が、多少はある。

でもその物語は、当たり前に過ぎていく毎日の中で、家族や友人、様々な社会関係を大切に積み上げたり、キャリアや経験をがむしゃらに積み上げたり、そうした大きな土台があってこそ、生まれるんじゃないかな。

と、思ったりしました。


こうして少しずつ想像を膨らませていくと、作者の方々が描きたかったことや伝えたかったメッセージにも、より近づくことができるのかもしれないなぁとも思い、思考のヒントをくれた友人に、感謝すると同時に改めて感心しています。




どなたかの参考になれば幸いです。

では、今日はこの辺で!^^

最後までお読みいただきありがとうございました!



hona


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