東京都交響楽団×小林愛実さんのピアノ_2022年2月28日
先日、東京都交響楽団×小林愛実さんのピアノの演奏会を聴いてきました。
ベートーヴェンは、まるでボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」の中にいるかのような輝く風の動きを見たのですが、何よりアンコールで弾かれたショパン「24の前奏曲op.28-24ホ短調」を聴いた瞬間、感情を乗せた小林さんの演奏に魅了され、胸が締め付けられるようでした。
これは12月に読響で聴いたときにも感じたことです。
以下、まったく個人的なことなのですが、ショスタコーヴィチ「交響曲第10番 ホ短調」を聴いていると、肉体の遥か後方で、小説家の仕事についての思考がどんどん整理されていくのを体感しました。
ロジカルに1つ1つ押さえて行くと、パン! と直感が閃くように、タイミングよく流れるような旋律がある。そして、決断につながるーー。
このように、音楽と肉体、思考がシンクロして整っていく爽快感がありました。
まったく偶然に、小説の担当者さんも同じタイミングかつ同じ方向で進めてくださっていたようで、私が決断を伝えようとするのと同時に良いアクションがありました。
(会場では私の席のすぐ近くに、某有名ピアニストS氏のお姿が! そして、大好きなお肉!)
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