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4%の不安に怯えるものたち

ステイホームの連休が始まった。
過ごし方は人それぞれだ。


テレビのニュースをつけても、
ネガティブなものであふれている。
悪いニュースのほうがきっと
話題になりやすい、
広まりやすいのだろう。

「オリンピックはどうなってしまうんだろう」
「自分の会社の業績は大丈夫だろうか」
「自分はウィルスにかかっていないだろうか」

ネガティブなニュースは広まりやすく、
ポジティブな出来事は
あまりニュースとしては、
目立たないものだ。


それはメディアの歴史が証明している。


そこに気づかずに、
漠然とした不安をひきずってしまう。


中には、この世が終わってしまうかのような
悲観論に侵されてしまい、
ひとりで勝手にメンタルを
傷つけてしまう人は少なくない


ましてや今のこのご時世では、
そのような悲観論者は
増加傾向にあるだろう。


たとえば、
A課長があなたの評価について、
ネガティブなことを言っていたと
同僚のBから聞かされたとする。


そもそもBが言っていることが
事実なのかもわからないのに、
鵜呑みにしてしまうタイプの人は多い。

「わたしはA課長に嫌われているんだ」
「このまま評価されない自分は出世できないんだ」といった思い込みに始まり、
極端な行動を取ってしまう。


ネガティブに過剰に反応していいことは
何ひとつない

何一つない。

おまじないではないが、
心がけをひとつシェアしよう。
自分が営業職時代に心がけていたこと。

部分的な失敗を全体視しないこと


中小企業約300社のクライアントを
抱えていた。
対企業とはいえ、商談相手は
同じ感情を持った人間である。

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相性といったものは必ずあって、
肌感覚で言うと

2割ぐらい顧客とはうまくいかず、
売上もあがるどころか
クレームすら起こすこともある。

そんな部分がある自分はダメな
営業パーソンだろうか。

答えはノーだ。
うまくいかない顧客が2割ぐらいあるなら、
自分のことを熱烈に支持してくれる
顧客が同じくらいいるものだ


おかげでその顧客の圧倒的な売上もあり、
私は一時的な期間ではあったが、
トップセールスにもなれた。

やっかいなこともある。
日本のサラリーマン社会は、
なぜかこのうまくいかない2割の顧客の

対応で評価しようとする。

ネガティブな材料が大好きなんだろう。

減点主義というやつだろうか。

ただ世の中で評価されている人は、
例外なくこの熱烈に支持してくれた
顧客から売上をあげたように、

部分的な成功・一時的な成功を
全体の成功に変えてきた人達である。


健康経営コンサルティングの現場では、
よく小さな成功体験を作ろうという
話を私はする。

新しい取り組みを始めるときは、
組織も個人も尻込みするものだ。

限られた部署、限られた期間で
スモールスタートを切る。

そこで結果を出し、小さな成功を重ねる。
うまくいかなくても、
また別のスモールスタートを切れば、
ダメージは少ない。

だから部分的な失敗を恐れてはいけないのだ。

もう少しこのネガティブな反応について
知りたい方はこの書籍をオススメする。

こんな世の中の情勢なので、いま読んでも
多くの学びがある。

データを知れば、不安は消える?

それでも得体の知れない不安に
とらわれてしまう・・・。


そんなあなたに興味深いデータを紹介しよう。


アメリカのミシガン大学の調査によると、
まず「心配事の80%は起こらない」
というもの。


では残りの20%はどうなのか。
16%は準備をしていれば対応可能なもの。

不安が実際に的中し、心配事が起こったの
はたったの4%だった
とのこと。

参考書籍はこちら。

96%の不安は実際には起こらない。

たった4%の不安を自分勝手に増強させて
果たしていいことはあるだろうか。

世の中、何が起こるかわからない時代だ。

自分が感じたことと、
出来事とちゃんと向き合っていかないと
タフに生きていくことは
本当に難しいんだろう。

昔聞いた、
堂本剛の「街」と言う曲を思い出した。

嘘にぶたれる音は
好きじゃないや
傷しみるけど
今日も戦ってたいな

愛を見失ってしまう時代だ
誰もが持っているんだ
自分を守り生きていく時代だ
だからこそ僕らが
愛を刻もう傷ついたりもするんだけど
痛みまでも見失いたくない
                「街」(2002) 作詞 堂本剛より

生きづらくても、こんな感受性は失わずに、
時間を過ごしていきたいと強く思う。

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