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36歳芸人のとりとめのない日常30。

こんばんは、群青日和の歌詞を思い浮かべながら、トゥインクル・コーポレーション所属の単独屋、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。

58日目。

徒然なるままに。今宵も生活の中で感じたあれこれを脈絡とか時系列とか無視して綴ってゆく心のお漏らし。漏らした心が雫となってこのセカイという大海に堕ちて混ざり合ってゆく。やがてその意思も魂も薄まって薄まってまるで初めから無かったかのように。けれども識別画素数の高い高い、僕の視たことのない鳥はセカイに融けた僕の意思を見つけ出してくれるという。

ヘッダー画像の白湯。日付変わって2日前にバイト中に買って飲んだ。何だか身体に良さそうな気がして。あと純粋に身体が冷え過ぎていたというものある。「さゆ」とも読めるし、最近では「パイタン」とも読める。昔の人が「白湯拉麺」なんて文字を視たら「出汁のきいていない熱湯に麺を浮かべた料理!?」なんて想像したのだろうか。

電車移動時の読書再開。綾辻行人先生の『人形館の殺人』。いまのところ3分の1くらい読み進めている。

(※これ以降、若干『人形館の殺人』と『Another』のネタバレ含みます。)

これ以前の館シリーズとは少し雰囲気が違うこの作品。"人形"という要素も相まってなのだろうか、同じく綾辻行人先生の著作『Another』シリーズのテイストが若干ある感じがする。"得体の知れない悪意"っていうのも共通しているのかしら。Anotherの場合はそれが完全なる超常現象なんだけれども。

ここまで読んでの雑推理。床下が怪しいと睨んでいる。母屋と洋館の床の高さが違っているのが怪しい。さながら江戸川乱歩先生の『屋根裏の散歩者』ならぬ『床下の散歩者』なんじゃないかなぁ。で、その通路の出入り口がマネキン人形?と思ったけれど土蔵内には固定マネキン無いんだよなぁ。でも絶対に床下に何かあると思う。

ちゃんと読み返していないから本当に直感だけの糞推理なんだけれど、沙和子の実の子どもが実は死んでいなくて、自分の代わりとして育てられた想一に恨みを持って暗躍している、とか。うーん。それだと安直過ぎるか。それか実は沙和子の実の子どもが生きていて、実の母に恋心を抱いてしまって、でも血の繋がった親とは男女の関係になれないから自分が死んだことにして想一という別人として母と出逢って自分の恋を成就させようとしている、みたいなトンデモ展開もありそうな気がする。今までの館シリーズ、最終的に犯行動機に全部色恋沙汰・恋愛感情が絡んでいるし。沙和子が犯人っていうのも全然ある気がする。自分の子を失ってから"子ども"という存在自体が疎ましく思えて。近所で起こっている連続殺人もそういった感情から沙和子が起こしたもの、みたいな。想一が沙和子を信じ切っている視点で書かれているのも引っかかるもんね。あーいろいろ考えるの愉しい。これ今からまた最初から読み直したら推理も変わってくるんだろうな。ああやっぱミステリ最高。

アルバイトえらい頑張って帰宅。空腹と飲酒欲求を抑えて新ネタ台本作成と洗濯物とひとりでのRadiotalk収録。新ネタ。なかなか面白くなりそうなのが書けた気がする。日付変わって明日の『柔跡惑・纏』で披露する予定なのでお愉しみに。最初の設定バラシの部分は結構前に思い付いたんだけれど、その後の展開についてのひらめきが日付変わって昨日のバイト中に降りて来た。こういうのがあるのは常にネタの事を考えているおかげ。モネ脳のバックグラウンド再生機能に感謝。

水ダウの『MONSTER LOVE』完結。いやー凄かった。(※以降ネタバレ表現あり。)

企画の主賓であるクロちゃんさん、アイドルになる為にクロちゃんさんを騙しにかかって最後まで残ったあの方、クロちゃんさんのことを本気で好きだったあの方。前者の御二方は並々ならぬプロ根性と気迫、後者の方には本気の愛。何にせよ「本気」ってものの凄まじさを感じましたね。そしてクロちゃんさんの人間観察能力が凄過ぎる。まぁそういう風に視えるように編集されているのかも知れませんけれど。でもそんな3人の血みどろの本気の駆け引きの裏で飄々とアイドルデビューの夢を果たしたあの方みたいな人が結局このセカイで長生きしていくんだろうなぁという気もしました。総じて「人間怖ぇ~!」と思いました。同時にデスノートの死神・リュークのように「人間ってやっぱ面白!」とも思いました。

エンターテインメントなんだよなこの世界は。なんて思えるのはきっと平和ボケしている所為だ。『MONSTER LOVE』の途中でスタジオの東野さんが仰っていた「日本って平和なんやなぁ~。」って言葉がズシンと心に残った。

そんな2022年12月21日の36歳芸人のとりとめのない日常でした。


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