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ほっかいどう暮らし168 清水町 十勝牛とろ丼

2023年3月22日 とってもうれしいニュースがありました

2023年3月23日 北海道新聞朝刊

祝っ!WBC日本代表優勝っっ!!

ただ一つ残念だったのは、決勝戦が日本時間で平日の午前中に行われた事。リアルタイムで応援できず、結果もスマホの速報で知りました。

それでも夜にテレビで試合の再放送があるというので、仕事の後コンビニでビールを購入し急いで家に帰ってみると

いやいや、「おかえり~」って?!

ご近所の飲み友達のコーイチさん(50代初め)とゆういちさん(40代後半)が僕の家で、もうとっくにお酒を飲んでいる...。

コーイチさん 「WBC優勝したからねっ!」

ゆういちさん 「どうせならみんなでお祝いしないとっ!」

結局試合終了まで4人で盛り上がり、平日と言うのにたくさんお酒を飲みました。

さて、その週末の夜のこと。

いつものようにおじさん達とお酒を飲んでいたら、突然コーイチさんが

「WBCの優勝で思い出したのだが、もう一つ優勝のお祝いがあるんだったわ」

と言って、テーブルの上に新聞を広げました。

「なんだろう」と思って見てみると

2023年3月11日 北海道新聞朝刊

祝っ!十勝牛とろ丼 全国Vっっ!!

...って、いやいやコーイチさん...

僕 「コーイチさんって、十勝の出身だったっけ?」

コーイチさん 「違うよ」

ゆういちさん 「じゃあ、親戚か知り合いが『牛とろ丼』を作っているとか?」

縁もゆかりもないじゃないかっ!

そう言ったら、コーイチさん

「北海道の丼が全国でグランプリを受賞したんだよっ!!」

「昨年、一昨年は2位と3位だったんだってっ!今回はまさに悲願のVだわっ!」

「道民として食べてお祝いしないとっ!!」

と言い返される。

う~む...素直に「食べてみたいから一緒に行こう」と言えばいいものを...。

ということで、翌日3人で清水町へ向かいました。

清水町までは車で約2時間半。春の足音が聞こえてきそうな国道237号線を走っていると、コーイチさんが

「イントロクイズやろうぜっ」

と言い出す。

「はっ?イントロクイズ?」「どういうこと?」と言葉にする間もなく、クイズがスタート

「では、第一問

くっ、口でっ?!そんなのわからないよっ!!

と言ったものの、『あんたのバラード』と水戸黄門のテーマ曲『あゝ人生に涙あり』は正解してしまう...。

そんな事をやりながら

まだ雪の残る日勝峠を越え、やって来ましたのは

とかち亭さん

お店に入ると

大きな熊の剥製がお出迎え。

入り口のカウンターで「牛とろ丼」を3つ注文しお金を払った後

見晴らしのいい窓際の席に案内されました。

温かいお茶を飲みながら待っていると、突然コーイチさんが

「ところでさぁ

今っ?しかもあなたがそれを聞くっ?!

...と言っても仕方がない...。

昨日調べたところによると、十勝牛とろ丼とは

「生のまま凍らせた新鮮な『牛とろフレーク』を温かいご飯の上に乗せ、フレークをとろけさせた丼」

とのこと。

「どんな味がするのだろう」「想像がつかないね」なんて話をしているところへ、やってまいりました

十勝牛とろ丼

半解凍の牛フレークは、口の中でトロトロに溶けて肉の旨みと脂の甘さが広がります。生の牛肉とのことですが、鮮度がいいからかあっさりとしていて食べやすい。ちょっと甘めの醤油タレもいい感じ。

山ワサビをちょっと乗っけて食べるのも、またおいしい。山ワサビのピリッとした辛味と独特の風味が肉の旨みととても合う

最後に別注文の生卵をかけてみます。牛フレークの感じは薄まりますが、美味しい玉子かけご飯を食べている感じがします。

ごちそうさまでした。グランプリの味、堪能いたしました。

食後は時間も早かったので、新得町から南富良野へ抜けて早春のドライブを楽しみました。

家に帰ってからは、相も変わらず「本日の反省会」と称してお酒を飲みました。

そこで

僕 「優勝と言えば、4月に入ったらすぐにコーイチさんの息子の部活も大会が始まるね」

ゆういちさん 「今年は優勝できるかなぁ?」

コーイチさん 「さぁ...」

僕 「今年は応援に行ってみようかな」

ゆういちさん 「俺も行くわ。大会はいつ頃から始まるんだい?」

と聞いたら

いやいや、コーイチさん、「どんぶり選手権」よりも息子の大会の方がよっぽど...

大事じゃないのかいっっっ?!

おしまい


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