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2021年7月の記事一覧

昆布はどこからどこへ行く。②真昆布

昆布はどこからどこへ行く。②真昆布

こんにちは。

きょうは、道南の真昆布のお話です。
昆布、に真(しん)がつくんですよ。
真の昆布、ということですね。自信と誇りを感じます。

それもそのはず。

献上昆布なんです。(天皇陛下に献上する昆布)

献上されたのは、名前がついた後ですけどね。

日本料理の中で、選びに選び抜かれた昆布なのです。

江戸時代には、最終目的地大坂まで大事に運ばれたのです。
幅も広く、見た目にも立派な真昆布が、

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昆布はどこからどこへ行く①利尻昆布

昆布はどこからどこへ行く①利尻昆布

こんにちは!

ほかいどーでは昆布の季節を迎えています。

北のてっぺんエリアでとれる利尻昆布は、すっきりした味わいがウリです。

北海道の最北端の礼文島です。漁に出る船が見えますね?

水揚げした昆布を天日で乾燥させます。大昔からの営みです。干場の石はゴロゴロしていますね。昆布に砂などがくっつかないようにです。

海の向こうに見える山は利尻富士。礼文の南東の利尻島です。

では海を渡って利尻に行

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羅臼昆布のヒミツ。合言葉は「あんじょう」だ!!

羅臼昆布のヒミツ。合言葉は「あんじょう」だ!!

こんにちは。

昆布漁が始まって、夏、夏、夏!!の北海道です。

きょうは、羅臼昆布のヒミツのお話です。

海ではこんな昆布が、

こんなになるのは乾かしたから、だけではないのです。

途中なんかこうですよ。乾いているけど緑色だし、ぴろぴろしてるし。

海の中で茶色かった昆布が、乾いてこげ茶色なのはわかるけど、
途中で緑になるってかい!(北海道弁:途中で緑になるっていうんですか!)

漁で水揚げさ

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ほかいどーのアーティチョークのこと。

ほかいどーのアーティチョークのこと。

フランスではアーティショー、イタリアではカルチョフィ。

下ごしらえが面倒でも愛されている野菜。日本の筍を思います。味もなんとなく似ています。

北海道では栽培が難しいようですし、すぐにアクが出るし売りにくいからか、北海道産に会うことはまれなのですが、なんと!

カブより一回り小さい、丸ズッキーニより小さいのが、今金町のシゼントトモニイキルコトからの野菜に入っていました。

ちっさーーい!かわいー

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