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新卒1年目OL、休職後復職したのに双極性障害になっていた話②

前回のnote、思ったよりも多くの方に読んでもらえていてうれしい🪶
こういうことがあるから、まだがんばってみようと思えたりします ありがとう

今回はその続き、診断からその受け止め方に関してです❤️‍🩹
私の気持ちの吐露だけど、誰かの救いになれたらいいなあ


▼①はこちらから📚

・・・

数ヶ月ぶりの心療内科で

上司からの指示もあり、素直に従うしかないぐらいの
ギリギリのところまで追い詰められていた私は、
仕方なく心療内科の予約を取り、
ちゃんと予約通りに診察に行った

前回の通院から季節が変わっていた

・・・

この1年を経て、
病院も病名も診断書も、何の救いにもなってくれないと
わかってしまったけど

ここ最近の明らかな不調に名前がほしかった

原因の矛先を自分じゃなくて、
その名前にしてしまいたかった

・・・

もう見慣れた診察室で、
いつものように日々の違和感や苦しさを
つらつらと話し始めた

これで何が変わるだろうと、半ばヤケクソだった

・・・

でも、毎日の生きづらさを言葉にして、
その声が自分の耳に入ってくると
改めてしんどさや情けなさを再確認してしまって

人に言えなかったんじゃないな、
私自身に聞かせたくなかったんだ

適応障害だと診断されたあの日ぶりに、
診察室で涙が止まらなくなっていた


いくつかの主治医の問いかけに正直に答え、
それでも言い足りない、心に溜まった普段言えない辛さを、ひととおり吐き出したあと


少しの沈黙があって「双極性障害」と告げられた

適応障害と言われたとき「やっぱりそうだったか」と、
私は不思議とそれを容易に飲み込めたのだけど、
今回は違った

「双極性障害」という予想外の響きを
ちっともうまく飲み込めなかった

自分のことのはずなのに、
自分のことだと受け入れられずに、
ただぼーっと、その「音を聞いた」ような感覚だった

・・・


不意を突かれたけど予想外でもない診断結果

いつものように会計を済ませ、
隣の薬局で薬を受け取り、家に向かいながら
ずっと「双極性障害」というワードが
頭から離れなかった

衝撃のあまり、診断名を言われたあとのやり取りを
うまく思い出せないのだけど

診察のとき、主治医が「休職した方がいい」と
はっきり言っていたことは
鮮明に覚えている

すでに一度休職をしていて私に引け目があることも
知っている主治医が、
適応障害の休職期間終了後、本当ならもう少し休むべきところを渋々復職を許してくれた主治医が、
私が今のキャリアに執着していて必死にしがみつこうとしていることを重々知っている主治医が、

強く再休職を進めたことだけは確かだった

今の私がどれほど追い詰められたところにいるのか、
十分わかってしまった

症状として挙げられたものは、
ここ最近の私のすべてだった

・・・

それに

本当は、私の心のために1日でもはやく仕事から離れて
療養することがベストだと、頭ではわかっている

でも、それをしたくない、それをする自分を許せない
自分が、存在する

私の心は確かに再び音を上げていて、それが不調として目に見えるかたちでたくさん現れているのに
なぜか、一歩立ち止まれず、ぼろぼろの精神状態で突き進もうとしている自分がいる

なぜか、わからない

これはいわゆる躁エピソードだから、
というわけでもなくて

どんなに気が落ちていて苦しいときであっても
「休む」とか「やめる」という選択に、
露骨な躊躇いがある 

どうしても、それを選び取れない

毎晩涙が止まらないのに
毎朝PCを前にして頭痛や眩暈が起きるのに
あまりにも追い詰められていると吐いてしまうし、
抑えられない苛立ちを家族に向けてしまうのに

それらを我慢して、働けばいいと思ってしまっている
今の職場を手放せずにいる

この選択肢を選んだ過去の私を否定したくなくて
当時の選択を正解にできるのは今の私しかいないから、どうか自分の当時の努力に報いたくて
どうにかしたいといまだに足掻いている

今の職場以上に良い環境に出会えないんじゃないかと
思ってしまう呪いにかかっているんだろう

ここで働くことはとっくに辛いのに、
きっぱりと辞める決心をするほど、はたまた退職代行を使って強制終了させるほどには
まだ、今の会社のこと嫌いじゃないのかなあ

じゃあ、どこが好きなのかと考えても
何かあるわけでもなく

現状から衰退したくない一心に尽きるような
気もしています

・・・

病気よりもむずかしい自分の思い

この期に及んで
根性比べをしている場合ではないのだけど、

腹を括って覚悟決めて、
今の私のふつうじゃない精神状態と向き合って
ちゃんと治療しないといけないのに

どこかまだ、誤魔化しが効くんじゃないか、
まだ自力で元通りになれるんじゃないかと
思いたがっている

弱い自分を、いまだに受け止めてあげられない

なりたい自分像を手放しきれないことが、
すべての根本にあって
これからはそれと闘わないといけないのかも

はやく、家族と信頼している上司に、この病気のこと、伝えなくてはいけない

その前に、自分の中でしっかり咀嚼して、今の私をまず私が、認めてあげないといけない

多分私は、病を追い出そうとしている

でもそうじゃなくて、病と共存する方法を
模索しなくちゃいけないのかもしれない

大丈夫じゃなくても大丈夫だと、
心の底から思える日が1日でもはやく来ますように

・・・

③で周りに打ち明けられた報告ができてたらいいなあ

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