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不登校になった子供を無理に学校へ行かせようとするなかれ!

不登校になると、私たち親は、
再登校して欲しいという気持ちから

何とかして、

「学校に行かせよう」

とする場合が多いはずです。

これについては、
いろんな考えがありますが、
親があたりまえと思っていることが
根底にあると思います。

つまり・・・

「学校とは行くのがあたりまえ」

「少しくらいイヤなことがあっても行くべき」

「中学や高校を出てないといい仕事に就けない」

「学校もいけないようでは社会人はもっと大変」

「ひきこもりなんて、世間体が悪い」

「どうせずる休みしたくて言ってるだけ」

等々・・・

子供が

「学校へ行きたくない!」

と言っている理由を聞く前に親は、
上記のような自分のモノサシで、
決めつけてしまうことがあります。

でも、ここで考えて欲しいのです。

「学校へ行きたくない・・・」

と子供が自分で言ってくる場合、
そう言って、あなたに助けを
求めているのです。

もちろん、中には、

「ちょっとだけずる休みしたい」

という場合もあるでしょう。

でも、大切なことは、

この子は、ずる休みしたいだけなのか?

本当に学校へ行けない理由があるのか?

これを見極めてから対応をしないと、
大変なことになります。

でも思春期の中学生くらいになると、
なかなか親に本当のことを話しません。

話さないというより、
話せないのでしょう。

私の娘の場合も、

「いじめ」

が原因で不登校になりました。

あまりにもかたくなに拒むので、

「これは普通じゃないな」

と感じて、ある日を境に、

「学校へ行きなさい」

というのを止めました。

後から娘に聞いたのですが、

あの時、私たちが

「学校へ行かなくてもいい」

と言ってくれたから、
今私は生きている。

と言ってました。

無理やり
学校へ行けと言われたら
自殺も考えていたくらい
悩んでいたそうです。

それを聞いたときに、無理に
学校に行かせなくて良かった。

生きていてくれて良かったと、
心から思いました。

たとえ、
中学校や高校を出ていなくても、
生きていけます。

学歴がなくても、
勉強したいと思えば、
生きていれば後から
することもできるんです。

私たちの年代の親は、
学校へ行くのが当たり前
の時代を過ごしました。

なるべくいい学校を出て、
いい就職先に就職する。

それを、
親や社会からあたりまえと
刷り込まれ、洗脳されて
育ってきました。

親である私たち夫婦が、
不登校やひきこもりを、
自ら経験したことがありません。

経験したことがないのに、
ひきこもりの気持ちが
わかるはずもありません。

だから、不登校とかひきこもり
ということ自体に、納得もいかず、
つい、今迄刷り込まれ続けてきた、
常識と信じていることを子供に
強制しようとする。

そして、子供の本当の気持ちが
わからないくせに、あたりまえと
思い込んでいることを口に出し、
子供との関係が悪化するのです。

私たち夫婦がそうでした。

だから、
あなたには私たちのような失敗を
してほしくないのです。

「学校へ行かせたい」

その気持ちはわかりますが、
あなたが学校へ行かせたいと思う
本当の理由を、もう一度自分で
考えてみて欲しいのです。

「学校くらい出てないと就職が…」

本当にそうでしょうか?

大企業や公務員など、
安定しているといわれる
就職先に入ることだけが、
本当に幸せなんでしょうか?

大企業のリストラなんて
当たり前の時代です。

就職してから、
挫折を味わいそのまま中高年まで、
ひきこもっている人がとても多い。

いや、多いどころか
最近はどんどん増えています。

今、
40歳代のひきこもりが最も多く、
次いで50代、60代となっています。

それも数十万人という規模に
までなり、中学生の15万人と
比べても遥かに多いのが、
中高年ひきこもりです。

中高年ひきこもりになると
小中高生のひきこもりとは違い
解決するのがとても難しくなります。

10年や20年それ以上の年数を
ひきこもっている人はザラで
珍しくはないのです。

それも
高学歴だった人や優良企業勤務
だったという場合も決して例外では
ないのです。

そうなると、
何のために大学まで出させて、
何のためにいい会社に就職したのか
本末転倒と言ってもいいでしょう。

もし、今あなたのお子さんが
中学生ならば、今、不登校や
ひきこもりのサインを出してくれて
ありがたいと思ってください。

今ならまだ間に合います。

「学校へ行きたくない」

その本当の気持ちに耳を傾けて、
ゆっくりと話を聞いてあげてください。

親としてのいろんな考えや思いは
あるでしょう。

でも、あなたの意見は置いといて
とにかく聞いてあげる事です。

それが出来てはじめて子供は
本当の事を話し始めるでしょう。

注意点としては、
子供が話始めたら、途中で
話の腰を折ったり、あなたの意見を
かぶせてしまわないことです。

とにかく

“聞いてあげる事”

それからです。

最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。

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