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ひきこもりを作りだす親の対応についての続き…

「子供を頑張らせすぎたり失敗を
  責めたりしませんでしたか?」

私たち親から見れば、

「そんなこともできないなんて!」

「こんなことくらいわからないの?」

と思うことが子供にとっては
とても難しいことがあります。

人は、

「自分が出来ていることは、
 ほかの誰でも当然できるもの」

と思い込んでいます。

でも子供の頃にする失敗は、
大人になってからの失敗に比べると
はるかに多いものです。

それは大人より経験が少ないからです。

それなのに子供の失敗を大人目線で
評価するのは、不公平です。

あなただって小さいころは
失敗の連続だったはずです。

私も娘に、つい言ってしまったことが
思いだされます。

「そんな事くらい…」

やり方を教えてないにもかかわらず
自分ができるからと、つい言ってから
「しまった!」と思いました。

娘は、悲しい顔をしていました。

子供は未熟で経験不足です。

現在進行形で経験している最中です。

大人のようにやり方がわかっていて
理解しているのなら失敗しません。

やり方も知らず理解する力もない
子供が失敗するのは当然です。

例えて言えば、

つい先日入った新入社員に対して
やったこともない仕事をさせて
失敗するのと同じです。

それをとがめれれたら新入社員は、
やる気が失せるでしょう。

ところがそれと同じように
失敗した子供を責める親がいます。

子供にとっては、
自分ではどうしようもないことで
責められるといじけてしまいます。

大好きな親が自分を責め続けることで
子供は、できない自分を責めます。

また、いつも怒っている親を見ると
怒られるくらいなら

「もうしないほうがいい…」

と思ってやめてしまう子もいます。

何をやっても出来ないと思い込むと
全てに消極的になり自身もなくなり
内にこもる傾向が強まります。

子供に対しては

「出来るまで暖かい目で見てあげる」

親にしかできないことで、
子供が一番喜ぶ唯一の対応です。

さて、
子供を責めることは、
子供の親に対する愛情が減りこそすれ
増えることはありえません。

逆にどうしたら子供が親を信頼し
もっと好きになってくれるのかを
考えてみましょう。

それは…

責める、怒る、叱る

の真逆です。

そうです

「褒める」

のです。

ところが私も含めてこの

「褒める」

ということが出来ていない親御さんが
とても多いのです。

子供が小さいころ、幼児の頃、
親から見ればほんのちょっとした
ことでも褒めたりしたものです。

「すごいね~」

「よくできたね~」

と手をたたいて褒めたりすると、
子供はとても喜びました。

そして得意げな表情になって
何度も何度も成功した自分の姿を
見せませんでしたか?

大好きな親に「褒められる」のが、
子供は何よりも嬉しいのです。

ところが、
子供が小学生~中学生~高校生と
大きくなるにつれ

「子供を褒める」

ことが少なくなっていませんか?

学校へ通うようになると
勉強がどれだけ理解できているのか
確かめる必要があります。

それが「成績」という形で
親御さんが目にするものす。

部活動やスポーツにしても成績が
良いほうがいいのは当然です。

親御さんにしてみればお子さんが
良い成績のほうがいいに決まってます。

ですけど本来、成績の良し悪しは、
本人だけにかかわる事であって
親御さんには直接かかわる事は
ないものです。

でも
親としては子供の成績が良ければ、
鼻が高く気分もいいものです。

親御さんの中には、
お子さんが努力して努力してやっと
取れている成績なのにもかかわらず

その努力を認めないで、

「褒める」

こともなく、

「良い成績をとってあたりまえ」

という態度の方もいます。

それだけならまだしも、

今よりもっと良い成績を取ることに
躍起になる方までおられます。

「もっとがんばれ!」

「まだまだいけるはず!」

というように現状に満足しない親です。

どうしてここまで必死に
親ががんばるのでしょうか?

実は、子供の為と言いながら
自分の為という親御さんが多いのです。

我が子が、成績優秀で、一流校に通って
というのは親としてとても誇らしい事で
鼻高々気分がいいことでしょう。

中学生でも高校生でも
親に褒められれば嬉しいはずです。

どれだけ一生懸命勉強していい成績を
取っても、褒めてももらえない。

それどころか、

「もっと頑張れ!」

「もっと上を目指せ!」

などと、
今まで以上に頑張る事を強要されたら
どうでしょうか?

今までの頑張りがいっぱいいっぱい
だったとしたら苦痛でしかありません。

頑張っても報われない努力。

先の見えないことへの頑張り。

好きなことも我慢して勉強し
自分らしく生きられない毎日。

このような気持ちも理解せずに

ただ頑張れ!

と尻を叩く親だとすれば子供さんは
生きる希望や自己肯定感を喪失します。

その結果、
内にこもるか反抗するという形で
親に返ってくるでしょう。

そうならないためにも、
現状に満足し、頑張っていることに
感謝することです。

そして、それを言葉に出して
褒めてあげてください。

「よくがんばったね」

「ありがとう」

ひきこもりを作り出す原因の中でも
代表的な原因をお話をしました。

実はこれ以外にも以下のような
原因もあります。

・子供が夢中になってしていることを
 親の都合で無理やりやめさせる

・子供の人間関係やメンツを潰す

・本人が自分でやるべきことを
 親が手を出しやってしまう

・「こうしなければならない」という
 ルールが家族内にとても多い

・子供が何か買おう、選ぼうとしても
 自分で選ぶ自由を親が奪っていた

・子供が話しかけてくる事について
 しっかりと聞いてあげなかった

・兄弟姉妹や同級生で出来のいい子と
 常に比較して優劣をつけていた

・「誰とでも仲良く」「みんな同じ」
 という価値観を植え付けていた

・子供を手なずけるため嘘をついたり
 その場しのぎの事を言っていた

・一番になる事や立派、偉くなること
 有名になることが正しいと教える

・共稼ぎや離婚、片親、夫婦喧嘩等
 家庭環境にゆとりがなかった

等々…etc

いかがでしょうか?

思い当たることはないですか?

実は
これらの原因にはすべてに共通する
ある要因が含まれています。

それは

「すべてあなた(親)の都合や考え方」

を優先していることに他なりません。

つまり

親であるあなたの価値観を無理やり
子供に押し付けていることです。

今までお話させていただいた

「ひきこもりを作り出す原因」

を意識して減らす、出来れば解消する
ことでひきこもりになる可能性を
大きく下げることができます。

それでも、

「ひきこもりになってしまった」

と言う場合には、出来るだけ早く
ひきこもりを解決することを考えて
行動しなければなりません。

そこで、この後は、

「ひきこもりを長引かせる原因」

についてお話させていただきます。

最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。


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