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ひきこもった子供と会話するための具体的方法

前回の投稿で、

親があきらめることで、
ひきこもりの子供が変わる!


をお読みいただいたかと思いますが、

「子供が部屋から出ず話もしてくれない」

という場合が多いかと思いますが、
これは、ひきこもりを解決するには、
避けて通れない大きな壁です。

この壁を突破できなければ、
ひきこもりの解決はありえません。

私の娘もこの壁がネックになって
長い間ひきこもることになりました。

ところが、
ある方法を実行することで、
それまで全く無視されていた状態から
抜け出すことが出来ました。

それもたった3ヶ月未満で・・・

ひきこもりが6年目に入ったころに
出会った方法でしたが効果てきめん
だったのは言うまでもありません。

それでは、
私と妻が行った具体的対応方法を
お話させていただきます。

「ひきこもっている」

ことを、
悪いことをしているというような
表情や態度に出さないことです。

これは、口で言うのは簡単ですが、
なかなか大変でした。

実際にひきこもった娘と
毎日対峙するのは妻でしたが、
多くの家庭でもそうだと思います。

暗い表情をした子供に会ったり
話しかけても無視されたり
という状態になると、ついつい
いつものくせで、よけいなことを
話してしまうものです。

そもそも口をきいてくれないのは、
親を信頼していないからです。

部屋に閉じこもったり、
口をきかない子供は、
不登校~ひきこもりの当初は
とても辛いのです。

でも、一番身近で
本来一番大好きなはずの親が、

「自分のことをわかってくれない」

と感じているので口をきかないのです。

なぜ、

わかってくれないと思っているのか?

それは、不登校初期の対応です。

・むりやり学校に行かせようとしませんでしたか?

・不登校なんてとんでもないと大騒ぎしませんでしたか?

・本人の話を聞く前に、かぶせて話をしませんでしたか?

・他の兄弟姉妹と比較しませんでしたか?

・自分の常識(普通は・・・)で話をしてませんか?

・本人のいないところでヒソヒソ話してませんか?

まだまだあるのですが、
これを見るとたぶん、

「そんなこと面と向かって言ってません」

という親御さんが少なくない
と思います。

実は、口で言わなくても、

態度や表情、家庭内の空気感だけでも
ひきこもりの子供は察知しています。

ひきこもりやすいの子供のほとんどは、

「感受性が人一倍強い」

という話は聞かれたことが
あるかと思います。

ましてや、
既にひきこもっている子供というのは
研ぎ澄まされた鋭敏な感受性を
持っています。

別室で子供の話をしていても、
自分の悪口を言っていると
感じてしまうほどです。

他人やまわりが自分のことを
どう思っているのか
ということを常に気にしています。

ですから、
まずしなければならないことは、

・本人に会っても普通に接することです。

困った顔やさげすむ顔は当然ですが、
ひきこもっていることに対して
特別な態度をしないことです。

ひきこもる以前を思い出してください。

・おはよう

・御飯ですよ

・おやすみ

といった普通の挨拶や会話を
していたはずです。

それも、ごく普通の表情や態度で。

その時に比べると今は違うはずです。

親が気づかなくても、
あなたのお子さんは、
一瞬で察知しています。

取り繕ったり、
本心じゃないウソの雰囲気をも、
すぐに見抜くことができるほど
あなたのお子さんは、
神経が研ぎ澄まされています。

先ほども言いましたが、
ひきこもる子供の感受性が強い
ということの現れでもあります。

もう1点注意しなければならないのが
家族の対応です。

私の家では、
私の父母(本人からすれば祖父母)
が、同居していたことでいっそう尚複雑
になりました。

また
兄弟姉妹などがいる場合も同様です。

そういう意味では、
家族で対応を共有するため、
話し合って理解してもらうことが必要です。

ただ勘違いしてほしくないのは、

「まるで腫れ物に触るような扱い」

をすることではないです。

むしろ、
ひきこもりしていることなど全く
感じさせないくらいに、あっけらかん
とした雰囲気にすることです。

ひきこもっている本人は、

「自分でも、なぜひきこもりになったのか分からない」

「自分ではどうすることもできず止められない」

「ひきこもっていることに罪悪感をもっています」

「親にも申し訳ないという気持ちがあります」

そして、
自己防衛本能からひきこもっているので
本人には、なすすべがなく自分では
コントロールできず苦しんでいるのです。

そこで、私たち親の出番です。

本人は
「ひきこもりを悪いこと」

と思っていますから、
親に対して後ろめたい気持ちがあります。

そこで、親がするべき対応は、

・ひきこもってもいい

・学校へいかなくてもいい

・中卒でもいい

という気持ちで接することです。

言葉に出すわけではありません。

そして、
こちらから無理に話しかけないこと。

話しかければかけるほど、
心を閉ざして、親子の信頼関係を
取り戻すのに時間がかかります。

親御さんの中には、

「そんなこというけど、
本当になったらどうするの」

とか、

「なおさらひきこもりが長引くのでは…」

と思われる方もいらっしゃるでしょう。

でも実際にこの対応をして
分かったことがあります。

親や家庭の雰囲気が変わると、
ひきこもっていた子供が、
まず変化を感じ取るようです。

感受性の強さは、
いい面でも出るのです。

そして、
部屋から出る頻度が自然と
増えてきます。

居心地が悪くなくなったのを
感じるのでしょう。

そのうち、

むこうから話しかけてきます。

こうなったら、しめたものです。

ただし焦って、

「そろそろ学校へ・・・」

なんていうのは早すぎます。

それをこの時点でやってしまい、
また元のひきこもりに戻った例も
多いです。

焦らず、ゆっくりと
お子さんの話を聞いてあげる。

そして
普通に会話ができるようになります。

会話ができるようになれば、
1つ目の壁は超えたと言えるでしょう。

子供によって違いますが、この時点で
自分から歩き出す場合もあります。

長くなりましたが、
今お話した内容はすべて、私の娘が
私ども夫婦と会話ができるように
なった時を、再現して書かせて
いただきました。

すべてのお子さんが同じようになる
とは思いませんが、必ず効果がある方法
だと確信しています。

その後、
歩みだしてからもいろいろあります。

次回以降、また少しづつ
お話させていただきます。

最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。


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