見出し画像

ついに見つけた❢『血圧を下げる姿勢』

 血圧が高めの方に、お伝えします。
 様々な姿勢で血圧測定をして、たどりついた姿勢は、「座禅」
 これです。
 今まで、左腕に血圧計のベルトを巻き付けては、だらしない姿勢、地面に沈み込む自己暗示、適当な深呼吸なんてやっていました。
 姿勢を静めて、測定している左腕に対して、心臓の位置を低くしていました。でも、成果は今一でした。
 なんでたろう。
 だらしない姿勢の逆を試してみました。
 だらしない姿勢の反対は、そうです、背筋を伸ばした座禅のような姿勢です。心臓の位置が高くなっているのが、気になりました。でも、もう他に試す姿勢はありません。
 ものは試し。
 骨盤を少し前傾。丹田に重心を落とす。天井から引っ張られているように背筋を伸ばす。顎を引き、首を伸ばし、眼を半眼にする。
 体幹の筋力で姿勢は作りません。体内の臓器を、ダルマ落としのダルマのように、自然な位置で積みあがているだけです。
 引力にまっすぐ。
 肩は落ち、骨盤は前傾して、へそは前に出ていても、胸は反らしません。まっすぐです。
 呼吸は自然に深くなります。
 これで、静かに丹田呼吸。深呼吸と反対に、吐くと下腹が張ります。下っ腹で息を吐くイメージですね。これを数回。
 さらに、自己暗示。
 色々なイメージがあるでしょう。
 人により、効果のあるイメージが違うと思います。
 私の場合は、地面の下深く穴が空いており、体内の全てが、その穴の中に流れ落ちていく。
 このイメージが、一番強烈のようです。
 これで、測定すると、なんと140~150の血圧が、120台になったりします。20~25ほど下がりますね。
 血圧測定で、姿勢を正して生きることの大切さを、学んだ次第です。
 朝夕の血圧測定が、短時間の座禅瞑想の場。もちろん椅子に腰かけてですが。
 日中も、歩いている時に、この姿勢を取ると、呼吸は深くなります。
 事務の仕事をしていても、パソコンの前で、グイッと背筋を伸ばして、丹田を張る。骨盤前傾。一気に体内環境と精神の安定が得られそうです。
 ゴルフのラウンドにも、役に立ったりして。まだ、試していませんが、空手の姿勢はこれでしょう。
 今は亡き父の話しを思い出しました。
 父は30台から座禅を始めて、早朝、禅寺で座禅をしてから、会社に出勤していました。
 年を取ってから、労働組合との厳しい交渉の場で、あえて座禅の姿勢をしたとのこと。
 様々な要求に、冷静に動ずることなく受け止めることができたそうです。
 これは極端な例ですが、私は姿勢の大切さを、血圧測定で学んだ次第です。
 この姿勢は、人により、合う合わないがあるかもしれません。でも、参考にしていただければ幸いです。
 では、そろそろ寝る前に血圧を計ってみようかな。
 周りでは、家族がテレビを点けたり、歩き回っていたり。
 会話が飛び交っていて、誰も私に協力してくれなくても、私は不動の姿勢をとり、泰然自若として悟りの境地を追求する姿勢で、測定するのみです。
 周りで、『SNOWMAN』の番組で盛り上がろうと、意に介さず血圧計の音を聞くのみ。テレビで『SNOWMAN』が踊りまくっていても、私は地面の下に沈み続けるのみ。
 あのなあ、それにしても、テレビの音でかいよ。もうちょっと、ボリュームを下げてよ。
 こっちは、まだ修行中の身だぜ。なんてね。 


サポートしていただき、ありがとうございます。笑って泣いて元気になれるような作品を投稿していきたいと思います。よろしくお願いいたします。