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石田三成が現代を生きたら論破王になってた。はい、すみません。

執筆日:12月10日


大河ドラマを見ているというnoteを書いた。



今の『鎌倉殿の13人』も見ている。


でね、『軍師官兵衛』と同じく戦国時代が舞台のドラマで『真田丸』っていうのがある。


その両作品で「石田三成の描き方が違うなぁ」という気づきが今日のお話。


「違うなぁ」といっても「石田三成はこうじゃない!」って話じゃ無い。


石田三成は豊臣秀吉に仕えた人で、関ヶ原の戦いの西軍側の大将?として徳川方東軍と戦った人。


で、『軍師官兵衛』は家康側で活躍する黒田長政っていうのが主人公の息子だから「東軍は味方、西軍は敵」という描かれ方をしている。


対して『真田丸』では、主人公は西軍、お兄ちゃんは東軍という感じで別れる話だから「西軍は味方、お兄ちゃんは好きだけど家康が嫌い」って描き方。


『軍師官兵衛』を見ていると「石田三成はほんとに性格が悪いから負けて当然よね」と思える。


だって敵側だから。明らかに悪者に見えるように描いている。


一方『真田丸』では、「豊臣家を支える人としての能力はすごいけど対人関係があんまり上手くない」っていう可愛げも見えるのよね。


主人公に対して「来てすぐに秀吉に好かれるお前は何者だ?」っていうセリフからは嫉妬部分が見えるのよ。


だから「もう少し歩み寄れればな」と思う。


でね、石田三成って現代に生きていたら最強じゃね?って話になるのよ。


ネットがあれば何でもできる現代。


人とのコミュニケーションが表面的になってる。


ツイートを打ってみたけど「いや、やっぱいいか」って消してみたり、来たメッセージを返信するまで思考する時間があったりと、「自分のキャラ」っていうのをある程度作れる時代でしょ。


そのキャラで付いてきてくれる人に対して優しくするとか、人間関係が不器用な人でも生きていけるのが現代だと思う。


「関ヶ原の戦い」って徳川対豊臣みたいな考えあるけど、豊臣政権を徳川で回すか、石田側奉行で回すかっていう豊臣内部の争いなのよ。


だから「豊臣家を守りたい!けど石田は嫌いだから徳川に付く」って人がたくさんいて、結果的に徳川が政権を取って、豊臣を弱体化させるのに加担しちゃったねってオチになる。


それって近場のリアルでしか人間関係が作れない時代だから起きたことだよね。


ネットがあれば大阪にいても関東東北にいる人とお話できるでしょ。


そこでチーム組んでわかり合える人達だけわかり合っていればいいみたいなスタンスを全国規模でできれば、それを上手く言語化してくれる人もいただろうし、別地方の支持者ってのも現れたと思う。


頭は良くて、豊臣家にとっては重要な人だったわけじゃん。


なんとなくひろゆきさんっぽいポジションだよなと思う。


優秀なんだけど、人を煽りすぎ。


それをコンテンツとして見られる現代はいいんだけど、リアルでやるしかない戦国時代では敵を作りすぎる。


だから石田三成が現代を生きていたら、ひろゆきさん的ポジションを取ってたのかなっていう妄想話。


まさに「それってあなたの感想ですよね」で論破されるお話でした。


ということで終わり!読んでくれてありがとう。スキやコメントよろしくね。


じゃあ、また。


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