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過去にも人は生きていた。

執筆日:12月3日


昨日、『軍師官兵衛』という大河ドラマを見た。


初めてではなくて、リアルタイムで見てて気に入ったからDVDを持っている。


『軍師官兵衛』が放送されていたのは2014年。


「8年前か!」ってのも驚きだけど、小学生の時に大河ドラマを見ていたという事実にも驚いている。


どうなの?


普通ではないと思うけど、みんなは見てた?


歴史が好きだ。


歴史の授業で暇になった時に、資料集を隅々まで見ているのが楽しかった。


授業では飛ばされる細かな歴史を見て「これがあったからこうなったのね!」ってなるのがおもしろかった。


大河ドラマとなれば歴史が目の前に映し出される。


テレビの中で役者さんが演技をして、「~の戦い」ってのが文字ではなく映像で表現されている。


人が切られて血が出てる場面もあるけれど、NHKだからそんなに残酷じゃない。


歴史が人の動きとして可視化されること。


それが大河ドラマにハマった要因かなと。


で、その『軍師官兵衛』というドラマを見ていて衝撃的だったのが「本能寺の変」。


絶対に習う戦国時代最大の事件であり、謎だらけの事件。


まずあれか。『軍師官兵衛』を少し説明した方がいいか。


簡単に言えば『軍師官兵衛』は、豊臣秀吉の天下取りを支えた軍師・黒田官兵衛を主人公にしたドラマ。


だから舞台は戦国時代ね。


官兵衛は秀吉の家臣であり、秀吉は信長の家臣だから、「本能寺の変」は秀吉、官兵衛にとって大きな出来事。


それ以上に小学生の僕にとって、文字面でしか見たこと無い「本能寺の変」が映像化されたのは大きな出来事だった。


あれを見た時に思ったのは、「この人達は本当に生きていたんだな」ってこと。


身近な親でさえ、学生だった頃は想像できない。


母親がセーラー服着てたの?父親が学校行ってたの?


想像できる?


母親は家で家事をして育ててくれてるところが普通だし、父親は仕事に行っているところしか知らない。


見たことがないから。


それが500年前ともなれば見ていないどころか、情報でしかない。


だから大きな衝撃を受けた。


明智光秀がどうして謀反を起こしたのか。
本能寺が襲われ始めて信長はどう動いたのか。
どんな思いで自害したのか。


本当にこの通りであったとは言えない。


信長の遺体すら見つかっていないらしいからね。


だけど「これでは無かった」とはっきり否定できるものでもない。


「こんな感じじゃね?」ってのの一例に過ぎないから。


だけど、そこに人がいて、どうやって生きて、どんな最後を迎えたのか。


教科書に書いてある文字と先生の言葉だけでは見えなかった景色がテレビの中にはあった。


それだけでもすごい惹かれたし、「秀吉が天下を統一した」と書かれているだけのところに、いろんな人が関わっているところを見ると人のすごさがわかる。


たしかに歴史に名を残すのは一人だけ。


だけどその人の名前を残すために、たくさんの人が働いている。


だから割と枠は広いなと。


例え一般的に知られるような名前で無くても、関わることはできる。


というか、そっちの方がかっこいい。


教科書だけだとほんとに「秀吉一人でやったんだ」と読んでしまうけど、それを支えた人は何人もいる。


掘り下げて見えたものの価値は高い。


そんな人に僕はなる。


表現者の軍師。表現者の表現者。


ということで終わり!読んでくれてありがとう。スキやコメントよろしくね。


じゃあ、また。


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