【8月21日開催レポ】放課後こども料理長
今日の献立、「まごわやさしいこ」?
今回参加してくれたのは小学2年生のAちゃん・Bちゃん。
2人とも放課後こども料理長には何度も参加してくれている。
開始時間になり、自然とちゃぶ台に集まってきたAちゃんとBちゃん。
「今日は何がある?」と、スタッフに食材を聞き出し、紙に書き出す。
そして自分たちから献立を考えだし、「まごわやさしいこ」が揃っているかを確認し始める。
なんども作る、楽しく学ぶ
スタッフが声をかけないでも、AちゃんBちゃんが自分たちで準備を行えるのは、何回も料理体験をやってきたからだろう。繰り返し楽しみながら体験することで、自らの力になる。
学びは、「主体的なもの」である。主体的だからこそ自ら行動するし、どんどん体験していく。体験するから、さらに学ぶ。
この循環が成長にはとても大切で、そうやって子供たちが自ら体験する場所を増やしたい・・・私達はそう想って運営している。
謎の料理「ひややっこ」、それなぁに?
材料に「豆腐」があった。
「豆腐、、、何が良いかな?」と考えているAちゃん。
そこで前回までに豆腐でステーキや味噌汁を作ったこともあり、新しい豆腐料理のアイデアとして「じゃあ、『ひややっこ』はどう?」と提案する。
すると、Aちゃんは初めて聞いたような表情で「ひやまあこ?」と繰り返す。
そこで、再度「ひややっこだよ」と伝える。
「冷たい豆腐に醬油とかかけて食べるやつ、知ってる?」と聞くと、
Aちゃんは知っているような知らないようなアンニュイな表情をしていた。
新たなアレンジを発明、その名も「○○」
Aちゃんは先程のやり取りから「ひややっこ」のイメージを膨らませる。
「ポン酢ってある?」「ゴマをかけたら美味しいんじゃない?」など、分からないなりに、どうやったら「冷たい豆腐を食べるあれ」が作れるかBちゃんと試行錯誤する。
しかし、ひややっこという名前が浮かばなかったようで、「ぽんずごまどうふ」という新たな料理名が与えられることになった。
正解を求める以上に、自分で考え創る力を
料理の名前を正しく覚えることも良いことである。
しかし、名前が分からなければ、自分で考えれば良い。
意外と、そっちの方がとても柔軟だし、とてもクリエイティブである。
世の中は「これじゃなきゃダメ」なことって意外と多くない。むしろ「どうにかしなきゃいけない」ときの方が沢山ある。そんなときに自分の力で創造できることの方が何倍も素晴らしいと思う。
正解を求めるのではなく、正解を作っていく子であってほしい。
私達大人は固定観念に囚われ、あれこれ制限してしまいがちだが、子供たちにはそれを壊していってほしい。
そして大人も子供も関係なく、みんなで創造することを楽しんでいきたい。
文章:久保田修平
大田区池上のこどもの居場所
大田区池上にお店を構える「微生物カフェHITONAMI」
普段は発酵食品を使ったランチを提供しています。
2023年より放課後の居場所として、「放課後こども料理長」のイベントを定期開催しています。
共働きのご家庭が安心して預けられる場所として。親御さんがお家にいる家庭でも、こどもの自主性を育む場所として。
新しい形の学童のような「放課後こども料理長」も開催中。
放課後こども料理長
放課後のこどもの居場所です。
一言で言うと「カフェでご飯を自分で作る学童」です。
詳細・開催日は下記の記事をご覧ください。
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