#8)良質な人間関係のレシピ、3年クッキング【私の憲法シリーズ】3条解説

【ご挨拶】~自分専用の人生の指針を作ってみた~

まくとぅーそーけーなんくるないさ~。

(正しい事を行っていればどうにかなるさ(人事を尽くして天命を待つ))

はいさい。こんにちは。社畜のシロです。
健康で文化的なちょうどいい生活を送り続けるための知識を発信しています。
うちなーぐちのボキャブラリーが切れたので、冒頭ではくがにくとぅば(黄金の言葉、金言)を紹介していきます。

実は「なんくるないさ~」は定型文の一部で、上記が正しい使いかたのようです。文化的レベルがまた1つ上がりました。

では本編に移ります。「私の憲法シリーズ」は私が健康で文化的なちょうどいい生活を送るために勝手に作った憲法(考え方や習慣などをまもめたもの)について、勝手に解説していくシリーズです。私も健康で文化的なちょうどいい生活を送りたい!という方には参考になる記事だと思いますのでぜひご一読ください。

(全文を読んでみたいという変り者の方は「こちら」からご確認ください。1万文字のロンズデーライト級の硬さを誇る文章が読めます)。

前回の第2条補足・解説では共同体の価値について解説していきました。そして今回はその大切な共同体を獲得するためにはどうすればいいんですか、という具体的な指針を紹介します。

それではいつも通り憲法本文からご覧ください。

【第1章共同体 第3条:共同体の獲得に関する指針】

共同体の獲得のためには、そうでない人たちに時間や気力、お金といったあなたの資源を使うことを辞めなければならない。そして、あなたの資源は、あなたとその共同体の、健康で文化的なちょうどいい生活を営むために優先的に使われるべきである。これを理解したうえで、共同体を得るために、具体的な指針を以下に示す。

一 好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとそのまま受け入れ、自分の直感を信じること。

二 他者があなたの価値観を否定するような場合は、自分の価値観を変えようとしたり、他者を変えようとするのではなく、関わる人を変えてみること。

三 頼れたり、居心地が良いと思える人たちと出会えたら、その共同体に時間やお金、気力を優先的に配分すること。

四 共同体と出会えなければ、無理に共同体の獲得を急がなくてもよい。この場合は、自分の好きな「事」に時間、お金、気力を使い、余力のあるときは、自分と好きな事が同じ人たちがいそうな場所に行ったり、イベントに参加してみたりすることを推奨する。

【第3条の解説】良質な人間関係獲得における4つの前提条件

第3条のポイントはそのまま各項でまとめられているので、以降では補足説明をしていきたいと思います。

冒頭)共同体に獲得のためにはそうではない人との時間を削りましょう。

これめっちゃ大切ですけど、最初はかなり心が痛みます。特に心優しい繊細さん(Highly Sensitive Person(HSP))や共感性が高い方は辛いです。

全ての優しい人類の皆さんに言いたい。断りましょう。断ってもいいんです。断っても嫌われません。もし断って嫌われても、その人がやばい人なだけです。断る勇気、もちましょう。

そして、断れずに失ってきた時間を、本当に時間を使いたい人のために使うのです。今度は勇気を持って、誘いましょう。誘ってもいいんです。誘っても嫌われません。誘う勇気、もちましょう。

さすがに急には無理!だって人生で一度も断ったことも誘ったこともないもん!という方には、参考図書の『伝え方が9割』がお勧めです。断り方や有効な誘い方などについて、具体的な法則を教えてくれます。

本を買うにはお金も時間もない、という方は最近はyoutubeで様々な方が要約してくれているので、そちらをまずは見てみることをお勧めします。

例えば、私は「サタラメ」さん、「メンタリストDaiGo」さん、「マコなり社長」さん、「中田敦彦のyoutube大学」さん、「本要約チャンネル」さん、「サムの本解説ch」さんをよく参考にしています。

細かい解説は参考図書や上述の天才、秀才の皆さんにお任せして、ここではざっくりと大切な人との時間を優先するために、断ってもいい、誘ってもいい、ということだけお伝えしたいと思います。

そして、第3条では具体的な指針について、1項から4項まであるのでそちらも補足していきます。

一 好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとそのまま受け入れ、自分の直感を信じること。

1項は「直感を信じましょう」のコーナーです。

世間体や周囲の評価を気にして自分の価値観を捻じ曲げるのは心に大きな負担をかけます。あなたがラルフローレンよりユニクロの方がカッコいいと思ったらそれはもうその通りなんです。値段とかが問題ではありません。

周囲の人間が大学に行けとか、今の仕事を辞めない方がいいと言ってこようが、あなたがそう思えないならそれでいいんです。どんな選択をしても自分は他人のせいにはしない(前文2項)と決意して選択していきましょう。

また、もちろんTPOを考慮することや、攻撃的な表現は避けた方がいいですが、自分の考えや嗜好を発信することは重要です。自分の考えを発信することで、価値観の違う人たちは離れていきますし、近い人たちが近づいてくるためです。

自分の感情や直感に嘘をつき続けたり、無視していると健康的でもちょうどよくもない状態になりますので、今すぐ自分の直感だけはそのまま受け入れてあげましょう。

二 他者があなたの価値観を否定するような場合は、自分の価値観を変えようとしたり、他者を変えようとするのではなく、関わる人を変えてみること。

2項は「他人変えるの無理!無意味!」のコーナーです。

例え話になりますが、あまり仲の良くない犬と猿が、一緒に暮らしていたとします。2匹はよく喧嘩をしますが、本当はお互い仲良くしたいと考えています。なぜ2匹が喧嘩をするのかというと、言語や文化が異なり、食べ物や生活習慣などあらゆる価値観が違うからです。

そこで、猿は自分がよくないのだと思い、相手を好きになる努力をしてみました。わんわん、と吠えてみたり、ドッグフードを一緒に食べてみましたが美味しく感じませんし、そもそもわんわんとか発音できない!!となりました。

結局、こんなに歩みよろうとしているのにうまくいかず、イライラしてしまいまた喧嘩をしてしまいました。

そこで、次に猿は相手に変わってもらおうとして努力をしてみます。キッー!と鳴くように教えたり、バナナを食べさせようとしたりしました。しかし、より一層相手と喧嘩をするようになり、余計に疲れてしまいました。

さて、この2匹は誰が悪く、どうすればよいのでしょうか。

私は2匹はどちらも悪くなく、犬は犬と暮らし、猿は猿と暮らせばよい、と考えています。猿は犬になれませんし、その逆もまた然りです。

つまり、人を好きになる努力や他人を変える努力をするよりも先に、自分と価値観や生活習慣が近い人たちのいる場所を探す努力をした方がいい、ということです。この他人を変えようとしたり自分を変えようとして苦しんでいる人は本当に多いと思うので、人ではなく環境を変えること、ぜひお勧めします。

三 頼れたり、居心地が良いと思える人たちと出会えたら、その共同体に時間やお金、気力を優先的に配分すること。

3項は「人生は短い。好きな人たちと愛し合う時間しかない。」のコーナーです。

ちなみに上記のセリフは偉大な小説家マーク・トウェイン氏の言葉をちょっとアレンジしたものです。#7で紹介したTEDのRobert Waldinger教授のプレゼンで紹介されていました。

原文は「There isn’t time, so brief is life, for bickerings, apologies, heartburnings, callings to account. There is only time for loving, and but an instant, so to speak, for that.」

「かくも短い人生に 諍い、謝罪し、傷心し、責任を追及している時間などない。愛し合う為の時間しかない。それが例え一瞬にすぎなくとも」

いやぁ素敵ですね~。痺れます。この格言で言われているように、人生は短いので、共同体以外に時間やお金や労力といった自分の人生の資源を浪費している場合ではありません。

好きな人たちに優先的に与えていきたいですね。そのためには、断る勇気、誘う勇気、です。

四 共同体と出会えなければ、無理に共同体の獲得を急がなくてもよい。この場合は、自分の好きな「事」に時間、お金、気力を使い、余力のあるときは、自分と好きな事が同じ人たちがいそうな場所に行ったり、イベントに参加してみたりすることを推奨する。

4項は「ローマは一日にして成らず。共同体は一日にして出来ず。」のコーナーです。

喉から手が出るくらい欲しい共同体ですが、結局すぐできるものではありません。お金があれば買える商品やサービスとは違います。でもそこに価値があります。時間をかけてゆっくり信用を積み重ねていったり、お互いを知っていって徐々に安心感が醸成され、居心地のいい関係に育っていきます。よんなーよんなー(焦らず、ゆっくり)。

私の好きな考え方の1つに、「良いものは長く残り、悪いものは速く広がる」というものがあります。良書や名言、良質なサービスは残り、一方で質の低い情報やサービス、病気といったものはすぐに広がるな~と感じませんか。

共同体は良いものなので、長く続きますが、すぐはできません。同じではないでしょうか。

また、4項では共同体がないという場合は、好きな事を追求してみて、価値観が合う人がいそうなところへ行くことを推奨しています。

例えば、知的な会話が好きな人は読書会やちょっと偏差値が高い学校を目指してみるとか、アニメやゲームが好きならその関係のイベントに参加してみる、同じアーティストが好きな友人をライブに誘ってみるとか、今ならネットやSNSを使っていくらでもできるのがいいですよね。

私の場合はいつか紹介しますが、畑を借りて農業や家庭菜園に興味のある人が集まれる場所をつくることで、いいコミュニティが出来ています。その他一緒に朝勉強する仲間を集めるなど、工夫は無限大です。

それでは、第3条の一行でまとめです。

【要約】

1)共同体に獲得のためには、そうではない人との時間を、勇気をもって削りましょう。

2)直感を信じましょう

3)他人変えるの無理!無意味!

4)人生は短い。好きな人たちと愛し合う時間しかない。

5)ローマは一日にして成らず。共同体は一日にして出来ず。

ということで第3条の解説は以上です。

ここまで読んでいただき、にふぇーでーびる。引き続き、ゆたしくうにげーさびら。ではでは、また、やーさい。

すべての人が健康で文化的なちょうどいい生活ができますように。

(参考図書)

※1)『繊細さんの本』武田友紀 著

※2)『嫌われる勇気』 岸見一郎、古賀史健 著

※3)『エッセンシャル思考』 グレッグ・マキューン 著

※4)『自由であり続けるために-20代で捨てるべき50のこと-』四隅大輔 著

※5)『伝え方が9割』 佐々木圭一 著


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