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スポーツ雑記帳

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野球、相撲、サッカー、プロレスほか、もろもろを題材にします。ワールドカップは『ワールドカップで遊ぼう』をご覧ください。
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記事一覧

史上最強の再大関

史上最強の再大関

場所序盤は無観客になるが、それでも夏場所は無事に開催されるようだ。

思えば、昨年はこの夏場所ってなかったんだよな。何はともあれ開催されるのはめでたい……なんてことを考える異常事態はそろそろ終わりにしたいっすねぇ。

その夏場所、新横綱、新大関、新三役、新入幕、新十両がいずれもナシという新鮮味に欠ける新番付だが、一方で鶴竜の引退で横綱が白鵬ただ一人になるという「新味」はある。そんな新味いらんけど。

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史上最強の大関カド番

史上最強の大関カド番

来月は大相撲春場所が始まる。

またしても異例の東京開催となって大阪の相撲ファンには気の毒だが、今はとにかく開催されるだけでもヨシとしければならないだろう。

さて、そんな春場所の注目点のひとつが、初場所を2勝8敗5休で、今場所はカド番を迎える大関・貴景勝だ。

ご存知のように、負け越したら番付降下の大相撲の世界でも、大関は2場所連続で負け越さないかぎりは陥落しない特権がある(横綱は番付降下なし)

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史上最強の年間最多勝 2020

史上最強の年間最多勝 2020

今年も年間最多勝の行方が決定しました。

しかし、今年の年間最多勝は盛り上がりに欠けましたね(私見です)

なにしろ、コロナ禍のせいで夏場所が中止になり、年間5場所しかなかったからです。

とはいっても、こればっかりは仕方のないことで、力士はもちろん、相撲協会のせいでもありません。来年2021年はきちんと6場所が開催されることを願いましょう。

ということで、いつものように見づらい表で今年の年間最

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史上最高の優勝!

史上最高の優勝!

【あくまでフロンターレ目線で書かれた記事なので、あらかじめご承知ください】

11月25日、等々力競技場でのガンバ大阪戦に勝利した、わが川崎フロンターレが2020年シーズンのJ1リーグ優勝を決めました。やったね。

コロナ禍のせいでいろいろ異例になったシーズンでしたが、開幕戦で引き分け後にリーグ戦中断、シーズン再開から10連勝、連勝ストップの黒星のあと1引き分けをはさんで今度は12連勝。言わせても

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令和2年・11月場所雑記

令和2年・11月場所雑記

いつもならば九州・福岡で開催されるから九州場所と呼ばれる11月場所が、今年は東京の国技館で開催されました。

違和感はなはだしい。

NHKの中継で解説の北の富士さんが「11月に東京にいるなんて初めてだよ」と感慨深そうでしたが、多くの相撲人がそうだったでしょう。ましてや食べ物の美味い博多に行きそこねたんだから、力士や親方諸兄、マスコミ各位のガッカリぶりは想像に難くありません。

でも、いちばんのガ

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未発売映画劇場「サント対モンスター軍団」

未発売映画劇場「サント対モンスター軍団」

メキシコのルチャ映画の金字塔サント映画完全チェックも第22弾。今回からはリング上で長年のライバルでなおかつパートナーでもあった一方の雄、ブルー・デモンとの本格的競演作が続きます。

まずは1970年5月にメキシコで公開された「Santo el emmascarado de plata y Blue Demon contra los monstruos」 タイトル長げーぞ。

なんとも胸躍るようなポ

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Road to ワールドカップ2018(4)

2018年にロシアで開催されるサッカー・ワールドカップへの出場権をかけたアジア地区2次予選が、最終ラウンドに入りました。先週1試合が消化され、残るは1試合。

その1試合を残して、グループEではめでたく日本が最終予選への勝ち抜けを決めたのは報道などでご存じと思いますが、ほかのグループでも決着がつきはじめてます。では各グループの最終戦を前にした状況をまとめておきましょう。

各グループ首位の8チーム

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「K」の問題

はじめにハッキリしておきたい。どんな理由や事情があれ、違法な禁止薬物の使用は「悪」 私は絶対に是認しない。

ということを踏まえて、それでも今回ニュースをにぎわせてしまった「K」の問題には、いささかの疑問がある。

ひとつは報道の姿勢。

今回の騒動で、「K」は逮捕されただけで、まだ有罪か無罪かは確定していないし、そもそも起訴すらされていない。この段階で、ここまで大々的に実名を報じるのは、いかがな

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Road to リオ2016(4)

はい、私をすっかり寝不足に陥れた恐怖のサッカー週間、リオデジャネイロ・オリンピックへのアジア最終予選を兼ねた「AFC・U23アジア選手権」が終了しました。

まだ決勝戦の興奮がさめやらぬかたも多いのではないでしょうか。2点のリードを許して前半を終えたところで、あきらめて寝床についた人も多かったかと。ふだんからこうした状況に慣れているわが家は、ここを踏ん張って見事な逆転勝利を目撃できました。起きてて

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相撲協会 真・理事選挙

初場所の興奮も冷めやらぬなか、日本相撲協会の理事改選が行なわれる。

現在は、昨年九州場所中に北の湖理事長が急逝したのをうけて、八角親方(元・北勝海)が暫定的に理事長を務めているわけだが、もともと北の湖の後継理事長は八角という路線だったともいう。が、予想外の理事長急逝もあって、やや波乱含みとかいう噂だ。どうなるだろうか。定数10人に、今回は11人の立候補だとか。

なにしろ公益財団法人の理事選びな

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Road to リオ2016(3)

ということで、勝てば決勝進出、そしてオリンピック出場を手にできる準決勝「オール・フォー・ザ・ウィナー」の戦いが終わりました。

いや、興奮しましたね。日本対イラクの一戦。

カウンターで先制 →セットプレーで失点して同点 →押し込まれる展開 →スーパーセーブでしのぐ →アディショナルタイム突入 →延長か →ほぼラストプレイで勝ち越し!

まさにフットボールの面白さが全部詰まったような白熱の試合でし

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「琴」の系譜

大相撲初場所は、大関・琴奨菊の優勝で幕を閉じた。力士の出身がどこだとかはどうでもいいことだが、怪我などで長年苦労してきた琴奨菊の頑張りが報われたのは、めでたい。

さて、なんといっても大関が優勝したのだから、来る春場所の焦点は、琴奨菊の横綱昇進チャレンジが話題になりそうなものだが、優勝決定後の理事長や審判部長らの談話を聞いても、どうも今ひとつ盛り上がりそうにない。

さすがに、今場所の成績はともか

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Road to リオ2016(2)

まさに息詰まる戦い。「デッド・オア・アライブ」のリオデジャネイロ・オリンピックのサッカー最終予選、決勝トーナメント準々決勝が終わりました。

まずはその結果を〔( )はAFCランキング。前回参照〕

 ○カタール(9位)2 対 1 ●北朝鮮(14位)

 ○日本(3位)  3 対 1 ● イラン(1位)

 ○韓国(2位)  1 対 0 ●ヨルダン(10位)

 ●UAE(5位) 1 対 3

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Road to リオ2016(1)

リオデジャネイロでのオリンピック本大会への出場権を争う、サッカーのアジア最終予選(兼AFC U-23選手権)がたけなわです。昨日まででグループリーグの結果が出たので、ここらで一度まとめてみましょう。

まずはいつものように、AFC(アジアサッカー連盟)のランキングを確認しておきましょう(2016年1月7日付FIFAランキングによる)

AFC加盟46の国と地域のうち43チームが予選に参加。そこを勝

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