Road to リオ2016(2)
まさに息詰まる戦い。「デッド・オア・アライブ」のリオデジャネイロ・オリンピックのサッカー最終予選、決勝トーナメント準々決勝が終わりました。
まずはその結果を〔( )はAFCランキング。前回参照〕
○カタール(9位)2 対 1 ●北朝鮮(14位)
○日本(3位) 3 対 1 ● イラン(1位)
○韓国(2位) 1 対 0 ●ヨルダン(10位)
●UAE(5位) 1 対 3 ○イラク(11位)
いずれもギリギリの接戦。韓国×ヨルダン以外の3試合は、いずれも延長戦の末の決着でした。
日本も苦しみました。イランのシュートがバーやポストに当たるたびに、心臓が止まった気がしましたね。延長でも一刻も気が抜けないし、なんとか先制点を挙げたあとも、私の頭には縁起でもないことに「ドーハの悲劇」がよぎったもんです。いやいや、勝ち抜いて、よかったよかった。
とはいえ、ここで生き残った4チームも、まだオリンピック出場権は得ていません。オリンピックは遠いなぁ。
次は準決勝。組み合わせはこうです。開催はいずれも26日。
日本 対 イラク
カタール 対 韓国
ここを勝ち抜いて決勝にコマを進めれば、オリンピック出場決定。逆に敗退すれば3位決定戦へ回ることになるという、今度は「オール・フォー・ザ・ウィナー」の戦いとなります。
本欄で苦戦を予想した日本ですが、難敵であるアジア1位のイランを下したことで、ぐんとムードも上向いた気がします。しかし相手はイラク、よりによって試合会場は、あのドーハ。取り越し苦労であることを祈りましょう。
まだ何も得ていません。まだ何も決まっていないのです。ぜひとも準決勝を勝ち抜いて、オリンピックへとコマを進めていただきたい。
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