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野球考察

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2021年7月の記事一覧

管理野球とのびのび野球

管理野球とのびのび野球

「管理野球」という言葉がある。
広岡達朗さんの方針の
代名詞とも言われる。

1981年に西武の監督に就任した
広岡さんは、選手の食生活など
ふだんの生活から厳しく管理した。

◆禁酒、禁煙、禁麻雀
◆白米よりも玄米
◆肉の食べ過ぎ禁止
◆冷蔵庫の中身チェック …

うげげ…、と思いますか?

広岡監督の狙いは、
次のようなものだったと言われる。

「能力のある選手は揃っている。
あとは彼らをうま

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鹿島が喰えん

鹿島が喰えん

良い意味で倒されない、
喰えないチーム、という
呼び方がある。

2021年の夏の甲子園大会。
茨城県の地区予選で優勝し、
甲子園初出場を決めた
『鹿島学園』は
そんなチームだったと言える。

「…鹿島? アントラーズ?
サッカーが強い学校だよね?」

おそらく野球部やその関係者は
悪気のないその一言に
内心で「野球も強いぞ」と
奮起していたに違いない。

確かに鹿島学園は、
サッカー部が全国レベ

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守りからリズムを作る

守りからリズムを作る

夏の甲子園大会の
地区予選が各地で進んでおり、
「まさかあの強豪が四回戦で」とか
「ジャイアントキリング」とか
色々な番狂わせが起こるのもまた
夏の風物詩かなと思います。

夏で勝ち切って甲子園に出るのは、
本当に難しい。どんな地域でも。

ですが、それを成し遂げるチームには
ある傾向があるように思いました。

それは「守りからリズムを
作るのが上手い」ということです。

「ピンチのあとにチャンス

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ベンチやフィールドから響く声

ベンチやフィールドから響く声

いわゆる夏の甲子園大会⚾️
『夏大』の地区予選が始まっている。

昨年2020年は中止。
代替大会で済ますところも多かった。
有観客か無観客かで揺れたが
今年2021年は一般客も入れて
開催しているところが多い。

高校野球の応援と言えば
ブラバンである。
しかしこのコロナ禍の中で
ブラバン応援禁止、という
地区もまた多い。

甲子園球場であれば、
ブラバンの曲を球場側が流すが
地方大会でそこまで

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企業の選球眼と悪球打ち

企業の選球眼と悪球打ち

打ちにくいボールは見逃して
打ちやすいボールを打つのが
いわゆる『好球必打』です。

これに対して
とんでもないボール球、
いわゆるクソボールを打つのを
『悪球打ち』と言います。

前回の投稿で、
個人の選球眼を…という
話を書きましたが↓

個人に当てはまれば
当然、企業のビジネスにも
当てはまるものです。

読者の皆さんの企業、組織は
選球眼はいいですか?
もしかして悪球打ちですか?

ヒット

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ノーモア「やった感」、付けませ「選球眼」

ノーモア「やった感」、付けませ「選球眼」

仕事がたくさんあることは、
とてもありがたいことです。

しかしやるべき仕事が増え過ぎると
当然、体力も時間も有限ですから
色んなものを失うことになります。

二兎を追う者は一兎をも得ず、
を地で行くことになりがちです。

いわゆる「仕事ができる人」は、
取捨選択が格段に上手いんですよね…。
特に「捨」が、上手い。

自分でやれないこと、
やったらできるけどロスが大きいものは、
うまく捨てる、任せ

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