久保 健治(ヒストリーデザイン)

株式会社ヒストリーデザイン代表。武蔵野大学・神田外語大兼任講師。経営学者兼コンサルタン…

久保 健治(ヒストリーデザイン)

株式会社ヒストリーデザイン代表。武蔵野大学・神田外語大兼任講師。経営学者兼コンサルタントとして観光分野を中心に歴史を活用した経営戦略である「ヒストリカル・ブランディング」の理論研究とビジネス実践を行っている。ライフワークで日本語コミュニケーション教育にも従事。国内外でセミナー多数

最近の記事

山梨県庁でヒストリカル・ブランディング・ワークショップを実施

先日、山梨県庁様から招聘いただきまして観光文化・スポーツ部の皆様と一緒にヒストリカル・ブランディング・ワークショップを実施してきました。 山梨県庁観光文化・スポーツ部様では部全体として私が提唱した「ヒストリカル・ブランディング」理論を導入して実現化していくことを考えているとのことで、部の指定図書のようになっているそうです。 当日のワークショップでは前半で事例研究しながら、ヒストリカル・ブランディング実践に向けての理論学習。後半はグループに別れて実際に自分たちでヒストリカル

    • 政治社会学会で講演会します

      リベラルアーツの復権と文理融合を目指すために設立された学術学会である「政治社会学会」の研究会で講演をすることになりました。 【講演】久保健治(ヒストリーデザイン) 「ヒストリカル・ ブランディングという発想ー歴史学と経営学を越境する試みとして の観光地ブランド」 【日時】2月26日(月)14:30〜16:00 【司会】大賀哲(九州大学) 【討論者】泰松範行(東洋学園大学) 【場所】東洋学園大学本郷キャンパス1号館9階1900室 私は当該学会には所属していないのですが、『

      • 立命館大学のシンポジウムに登壇します

        2023年3月9日(土)に立命館大学主催のシンポジウムに登壇します。研究者、実践家、市民の皆さんと一緒に文化遺産の未来について考えるものです。 2024.03.09(土)13:00~16:50 「文化的資産の「負債化」を防ぐために ―近江八幡の事例にどう向き合うか―」|立命館大学社会システム研究所 2023年度公開学術シンポジウム 場所:ヴォーリズ学園 市井校地 高校東館講堂 参加費:無料 学術色強めですが、一般市民の方も参加されるので分かりやすくお話する予定です。ヒスト

        • 『週刊東洋経済』にインタビュー記事が掲載されました

          本日発売の『週刊東洋経済』2024年1/20号にインタビュー記事が掲載されました。「話題の本」コーナーです。 https://www.fujisan.co.jp/product/5828/new/ インタビュー記事は東洋経済オンラインでもお読みいただけます。 本の内容はもちろんですが、本では触れていない内容についても語っています。『ヒストリカル・ブランディング』を読んだ方にもご参考になると思います。 発売されてから2か月経過しているのですが、こうして全国誌で取り上げて

        山梨県庁でヒストリカル・ブランディング・ワークショップを実施

          2024年2月9日にオンラインセミナーやります

          2024年2月9日の18:00からオンラインセミナーに登壇することになりました。宿屋大学というホテリエ専門のビジネススクールを運営する会社さんが主催です。 【こんな内容です】 ●ヒストリカル・ブランディングとは何か ●なぜ、「観光マーケティングはずれている」と帯に書いたのか ●地域を消費しない観光の特徴とは ●歴史が高付加価値と差別化を実現する理由 ●本には書かなかった最新事例で宿泊施設向けの方法を公開 ちなみに、私からの提案で学生さんには書籍を無料プレゼントします。宿泊

          2024年2月9日にオンラインセミナーやります

          Podcast「みんなのまちづくりトーク」に出演しました

          日本都市計画家協会さんが運営するポッドキャスト「みんなのまちづくりトーク」に出演しました! 番組初の読書会形式で著書『ヒストリカル・ブランディング』について話してきました。パーソナリティーが普段からお世話になっている原さんなので安心できたことや、リードの技術で何とかちゃんと話せてると思います(たぶん) 第1回:小樽・佐原を中心に 第2回:横芝光町を中心に 第3回:城崎とまとめ 個人的には中学時代からラジオリスナーだったことに加えて第1回から聞いている番組への出演だっ

          Podcast「みんなのまちづくりトーク」に出演しました

          日本マーケティング学会の「私の著書紹介」コーナーで取り上げてもらいました

          日本マーケティング学会の「私の著書紹介」コーナーで取り上げてもらいました。FacebookとX(旧Twitter)の両方で紹介されています。 Xでの紹介 Facebookでの紹介(ログインすると見えます) 自分が所属する学会で取り上げてもらえるのは嬉しいですね! なお、抜粋記事も東洋経済オンラインなどで公開されていますので、中身が気になった方はご覧ください。 12月も折り返し。忙しい人も多いと思いますが、身体に気を付けながら頑張りましょー。

          日本マーケティング学会の「私の著書紹介」コーナーで取り上げてもらいました

          トラベルボイスで学ぶ観光経営学Vol.6「JR西日本、懐かしい列車シリーズでデジタルスタンプラリーを開催」で学ぶ

          今日のポイント 内部資源・サービス産業化 「懐かしい」って何だろう 駄菓子は大人になっても何となくテンションがあがるものです。もっとも、子どもの時と違ってたくさん食べたいとは思わないわけなんですが、お店で見つけると何かときめきます。個人的には、何と言ってもかば焼きさん太郎はビールに合うと思っておりまして、これは大人の駄菓子シリーズとしてつまみにすればいいよなーとか思っていたりします。 さて、なんで駄菓子って盛り上がるんだろうか。ちょいと考えますと、やはりそれは子ども時

          トラベルボイスで学ぶ観光経営学Vol.6「JR西日本、懐かしい列車シリーズでデジタルスタンプラリーを開催」で学ぶ

          出版記念オンラインセミナーやります

          私が研究員として所属しておりますデータストラテジー主催で『出版記念セミナー』を実施することになりました。 ◆出版記念セミナー 12/4(月)15:00~16:30 「ズレた観光マーケティングからの脱却ー地域を消費する観光から、地域を歴史とデジタルで強くする観光へ」 しかも、今回は私だけではなくスペシャルな講師とご一緒します。 1人目はデータストラテジー代表の武田さん。こちらは私の友人ならば説明不要の長年にわたるDMOマーケティングのパートナーです。 2人目はアソビュー

          出版記念オンラインセミナーやります

          臭かった小樽運河、今でこそ日本を代表するブランド観光地の前史とは〜日常生活で使われていた経済施設が、なぜブランドになったのか〜

          jbpressさんの記事が公開されました。『ヒストリカル・ブランディング』小樽編の抜粋記事です。 小樽は私のルーツなので、書くことができてとても嬉しかったです。

          臭かった小樽運河、今でこそ日本を代表するブランド観光地の前史とは〜日常生活で使われていた経済施設が、なぜブランドになったのか〜

          歴史的魅力ある街が観光振興で失敗する共通原因

          今回のnoteは特別編として、私の文章が掲載された記事をご紹介します。ケーススタディーにもご活用できると思います。 もし、ケーススタディに使ってみたという方がいらっしゃれば、ぜひご感想など教えていただけますとありがたいです!

          歴史的魅力ある街が観光振興で失敗する共通原因

          人生初の書籍『ヒストリカル・ブランディング 脱コモディティ化の地域ブランド論』を角川新書から出版します!

          突然ですが、人生初の書籍である『ヒストリカル・ブランディング 脱コモディティ化の地域ブランド論』を角川新書から出版します。2023年11月10日書店にならびますが、amazon等では予約がスタートしています。 この本は、すぐに模倣され汎用品・低価値にされる時代。高付加価値、差別化の鍵として「歴史」に着目した研究と実践を行ってきたことを「ヒストリカル・ブランディング」として理論体系化したものになります。具体的には観光と商品開発の事例を取り上げています。地域ブランド論の本ですが

          人生初の書籍『ヒストリカル・ブランディング 脱コモディティ化の地域ブランド論』を角川新書から出版します!

          トラベルボイスで学ぶ観光経営学Vol.5「愛知県の休み方改革「県民の日学校ホリデ-」、名鉄が子どもの旅行割引、地域の魅力や歴史を学ぶ契機に」その2

          観光業はなぜ土日が繁忙期なのか 今回は前回からの続きとなります。 前回の記事については下記をご覧ください。 前回の記事では観光の分散化ということで、平日にも観光客に来てもらうことが大事ということでした。ですが、これはそんなに簡単ではありません。あまりにも当たり前のことですが、大事なので記載します。それは、日本は土日が休みという休暇構造になっているからです。 何を当たり前なことを言っているんだと思う方もいるかもしれません。ですが、これは社会的構造として重要な視点です。日本

          トラベルボイスで学ぶ観光経営学Vol.5「愛知県の休み方改革「県民の日学校ホリデ-」、名鉄が子どもの旅行割引、地域の魅力や歴史を学ぶ契機に」その2

          トラベルボイスで学ぶ観光経営学Vol.5「愛知県の休み方改革「県民の日学校ホリデ-」、名鉄が子どもの旅行割引、地域の魅力や歴史を学ぶ契機に」その1

          「有給」っていつ知りました? 皆さんは有給休暇の存在っていつごろ知りましたか? 我が家は自営業だったので有給なる概念とは無縁の家だったもんで、親は土日が休みという概念がなかったのでまったく知らないまま育ちました。 そういえば、小学生のころ、映画三国志の特別試写会チケットを手に入れた母親が「学校休んで見に行こう」と言ってくれたことがあります。いま思うとこれは有給みたいなもんですが、当時三国志に完全に心を奪われており、全てのお年玉を横山光輝三国志にぶちこんで貧困にあえぐ息子

          トラベルボイスで学ぶ観光経営学Vol.5「愛知県の休み方改革「県民の日学校ホリデ-」、名鉄が子どもの旅行割引、地域の魅力や歴史を学ぶ契機に」その1

          トラベルボイスで学ぶ観光経営学Vol.4「星野リゾート、「星のや」ブランドを再定義」で学ぶーポジショニング

          記事のポイント 外部環境の変化で自社のポジションは変わる。自社の強みを活かした差別化の重要性が増している。 同窓会での思い出 皆さん、同窓会とかやってますか?同窓会って定期的にやるグループとやらないグループで別れますよね。同窓会はいまだに漫画やドラマなんかでよく扱われるくらい、なんというか普通の飲み会とは違う。ある一定の年齢を超えて行われる同窓会には色んな悲喜こもごもが密集していることでしょう。ミステリーだと、久しぶりに開催される同窓会では事件がおきるわけなんですけども

          トラベルボイスで学ぶ観光経営学Vol.4「星野リゾート、「星のや」ブランドを再定義」で学ぶーポジショニング

          トラベルボイスで学ぶ観光経営学Vol.3「厚労省、宿泊拒否が可能になる「改正旅館業法」の運用方針を発表、相談窓口の設置など」で学ぶー危機が起きる前に対応するー

          今日の記事のポイント 「一宿一飯の恩義」から「仁義なき戦い」 いまの若い人はあまり知らない言葉ですが、「一宿一飯の恩義」なんて言葉があります。 https://kotobank.jp/word/%E4%B8%80%E5%AE%BF%E4%B8%80%E9%A3%AF-434215 代表格はなんといっても高倉健さん。東映ヤクザ映画では「一宿一飯の恩義」のために悪行三昧の適役へ義理と人情を旗印に健さんが雪の中、一人戦いへ向かうわけです。私も広い意味では健さんなわけですが、

          トラベルボイスで学ぶ観光経営学Vol.3「厚労省、宿泊拒否が可能になる「改正旅館業法」の運用方針を発表、相談窓口の設置など」で学ぶー危機が起きる前に対応するー