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親から子へ伝えるべきもの 〜 奥田民生 「息子」

有島武郎の「小さきものへ」という短編は、父から小さき息子たちへの愛に溢れています。

奥田民生さんの「息子」という曲もまた、父から小さき息子への愛に溢れています。

人生は山あり谷ありですし、社会は油断大敵な側面もある。

小さき息子、娘たちは、まだ自分の周りが彼らの世界。親が見ている、また、見てきた世界はかなり遠い、ともすれば非現実な世界に映るかもしれない。

だからこそ。

愛を持って息子たちに語りかける事は、その、来るべき世界への道標になるのだろう。

有島武郎の短編はこう結ばれる。

小さき者よ。不幸なそして同時に幸福なお前たちの父と母との祝福を胸にしめて人の世の旅に登れ。前途は遠い。そして暗い。然し恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。
行け。勇んで。小さき者よ。(一部抜粋)


親から子へ、愛と共につたえるべきは、きっと勇気なのでしょう。

来るべき世界への。

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