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明るい気持ちになれる楽曲 ~「Photograph」 Def Leppard、ハードロックの名曲シリーズVol.3

80年代初頭の英国。この時期は英国経済も上向かず、70年代後半、その鬱憤が噴出したのがパンクムーブメントでした。

また同様にアンダーグラウンドにも熱量が蓄積。それが解き放たれたのがNWOBHMというヘヴィメタルムーブメントでした。

それが米国音楽に影響し、ヴァンヘイレン、ボン・ジョヴィらが出、エアロスミス、キッスらが復活。そのまま90年代に向かうと思いきや、格差社会が伸長し格差に喘ぐアンダーグラウンドの熱量が、グランジという形になって噴出したのが90年代の音楽シーン。

そう考えると、同じような曲線を描いて音楽も進展してきているのが見て取れます。

ただ、その鬱憤も初期段階では暗いダークな感情に支配されたものだったでしょうが、全てがそれ一色に染まっていたわけではありませんでした。

そんな80年代初頭を代表するヒット曲の一つが、デフ・レパードのこの楽曲。明るい。徹底的に明るい。その後の80年代アメリカンハードロックと同じくらい明るい曲調。

聴いていて、歌詞がわからなくても、明るい気持ちになれる。

それが世界の音楽シーンで80年代に起きていたことなのだと思います。

この曲もまた、そういう背景を考えながら聞いてみたい楽曲です。

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