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心の中に永遠に輝く希望の光 〜 「箒星」 Mr.Children


箒星とは彗星のこと。

彗星といえば有名なのはハレー彗星でしょう。この彗星が76年周期で宇宙を巡っていることが分かったのは、天文学の発展の果てになりますが、古来はこの印象的な尾をもつ彗星を何かしらの不安の象徴とみていたようです。

1910年には、この彗星の尾が地球をかすめるときに、酸素を奪っていってしまうという迷信が大きく信じられたようで、自転車のチューブに空気を詰めて備えていた人もいたようですし、これが最後とばかりに宵越しならぬ、彗星越しの金は持たずと全財産を飲食につぎ込んだ例もあったようです。

僕がリアルタイムでハレー彗星のことに遭遇した1986年には、そういった話題は迷信となっていましたし、小学生向けの雑誌でも詳細が紹介されていたので、小学生にわか天文観測者が各地に多数出現していた記憶があります。

彗星とは、闇夜を切り開く一筋の光。
また、何かの感情の発露とも表現可能で、それを歌詞にうまくあてはめているのが、この「箒星」という楽曲。

闇夜を切り開く一筋の光というのは、涙の象徴でもあります。

闇を切り開く希望の象徴でもある箒星。涙に迷った祈りも、未来を願った祈りも、それらを象徴する光である箒星は今日も宇宙のどこかで光り、そして流れていく。

その光は二人の心の中に永遠に輝き続ける。

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