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魂は生き続ける ~「雪風」 スピッツ

「千の風になって」という曲があります。

命が途絶え、肉体を失った自分は、お墓の下にはいない。魂は残っていて、自由に、あたりの空気と交わって風に吹かれてただよっている。

死後の魂は決して消え去っていくことは無くて、目には見えないかもしれないけど、身体がない分だけ自由になって。

自由に風と共に、風に乗って、世界を旅している。それはつまりは、魂はいつまでも生きているという事。

スピッツのこの曲で歌われる女性は、おそらく遠い世界に旅立っているのでしょう。でも魂は生きている。

まばゆい白い世界というのは、一面の銀世界であると同時に、天国というか死後の世界のイメージに近いような気がします。どこまでもどこまでも続く白い風景。清廉な白の中にあって、過去のことを思い出している。

目に見える現実世界の日常は、続いていくけれど。魂が生きていることがわかれば、悲しむことはない。

この境遇の中でも、また歌っていけるのか?立ち上がっていけるのか?と自分自身を鼓舞してこの曲は終わります。

死をどのように捉えるか。死とは何か。

それは、高齢化社会を迎えた我々が、もっと考えていかないといけないことなのかもしれません。

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