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永遠とは、、ただそこにあること ~ 「永遠」 ZARD



高村光太郎さんの道程という詩があります。
それは、

僕の前に道はない
僕の後ろに道はできる
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちにさせた廣大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の氣魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため

(高村光太郎「道程」より )

という9行が有名ですが、実は別に102行からなる詩もあります。

丁度そのとき事態は一変した にわかに眼前にあるものは光を放射し 空も地面も沸く様に動き出した そのまに自然は微笑をのこして僕の手から永遠の地平線へ姿をかくした。

(高村光太郎「道程」より )

自分を取り巻く自然とは、自分に何事かを教えてくれた父のような存在。

自然に還った父から独り立ちするかのように自然と向き合ったとき。つまり、自分自身と向き合い、自分自身を理解した瞬間、その自然は、永遠になった。

いつも、いつ何時でも消えないで、ただそこにある。

ただそこにある。

永遠とはそう言う事なんでしょう。

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