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それは夢の種になる 〜 「祈り」 さだまさし

日本の歴史を振り返ってみます。

歴史が大きく動き始めたのは江戸時代末期。あの時期に奇跡的に誕生した膨大なエネルギーが時代を動かしました。それが、

1868年。

そのエネルギーは文化刷新、文明開化に多大な貢献をしましたが、並行して外部にも向かうことになり、それが戦乱の時代を招き入れることになりました。それが着地したのが、

1945年。

終戦を境にして、当時の開拓者たちが世界に名だたる企業を生み出しました。その膨大なエネルギーは日本の奇跡的な復興を実現していきました。それが最高点に達したのが、

1985年。

プラザ合意による変動相場制は、日本経済への牽制でもありましたが、それによる日本経済のその後の顛末は誰もが知るところです。

明治維新の混乱、終戦の混乱、バブル崩壊の混乱

我々はそういう時代を乗り越えてきています。

その起点には時代を乗り越えようとする大きなエネルギーがありました。それは夢を叶える種ともいえるかも知れません。

ただ、混乱の時期には、傷つき、羽ばたくことをいつのまにか忘れてしまった名もない人たちもいたことでしょう。

そんな時期に直面したとき。

我々にできることがあります。

それは祈り。

見知らぬ誰かのことを想い
新しい未来に向けて
そして自分自身のために

祈る。

それが夢の種を生む。

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